主演、瀧内久美、柄本佑。というかこの二人しか出てない。名前の売れてる柄本佑の方が、演技と存在感で瀧内久美に文字通り食われてた。 もう、瀧内久美の役が良かったとか裸が良かったみたいなことすっとばして、この役者さんのこと好きになった。素晴らしか…
2022年5月19日付 朝日新聞 上映中のドキュメンタリー映画「教育と愛国」で監督を務める毎日放送(MBS)のディレクター。 2010年に大阪維新の会ができて以降、政治主導の教育改革が進みました。その変化が速いなと感じていたところ、国が道徳を教科化すること…
2020年10月。綿矢りさ原作、大九明子監督、主演にのん(能年玲奈)、林遣都、臼田あさみ。 自分の中の「A」と対話しながらつつましく一人暮らしする、みつ子。 「A」の声は中村倫也なので、Aとの会話は自分の中での脳内会話なのに、一人暮らしをする女性と、…
いつの時代も、この島国自国の経済圏のみに安住して、変化してこれなかったのは政治や人間的規範だけでなく、経済財界も同じだ。日本は既に、世界で起きているパラダイムシフトに気づけない、気づいても身動きが取れなくなり、脱炭素環境技術でも世界から遅…
似非保守セクトが長らく政権運営をしているこの国では、リベラル派は不正を糾弾し、怒り、反対するシーンばかり演出させられて、常に劣勢を強いられている。 そんな政治環境のなかで、リベラル派や野党はどう闘っていくべきか。本記事では、その点で重要な視…
ーそこに注目が集まらないのは、極端な主張だからでは? 「極端ではありません。国連の昨年の報告書でさえ、経済成長だけを求めるモデルは持続可能性がない、として脱成長モデルを検討するようになっています。 上の世代が戸惑うほどグレタさんが絶大な支持…
川村元気氏のその道の熟達者へのインタビュー本。 若くして有名になると、出版社にこういう企画が組まれるんだよな。 川村元気 だから、撮れなくなる監督は、仮説ですけど、どかかで撮らない理由を見つけてしまったのかなと思います。 神棚に上がってしまっ…
ゲンロンで対話された”プロパガンダ”に関する論考のまとめ書き書籍。 主に、政権与党や政党、政治的権力が、有権者に働きかける広報・PRに関わる論考。 東京新聞記者の望月衣塑子さんが「おもしろい!」と感想して、ゲンロンイベントにも参加していたのでポ…
週刊文春を購読する理由の一つ。 能町みね子さんの、最近ひっかかった「言葉」に関するコラム。 ときに芸能人や著名人の、ときに政治家や為政者の、 無思慮で、空虚で、作為的で、権謀術数的な言葉の意図と効果。 いま一番、批評性があるコラムだと思う。 丸…
アナーキズム。 こういうものをテーマに一個面割かれるのは、やはり朝日新聞の美徳でもある。 「自分を縛り付けるものに、『ふざけんな』と小さく蜂起すること。いや自分も相手を服従させたいだけじゃないか、と自問すること」。これが政治学者の栗原康さん…
身近な材料で簡単にできるレシピ本『syunkonカフェごはん』シリーズの著者。 レシピ本がすごい人気になのは知っていたが、失礼ながら「ただブログかSNSでレシピを初めた先駆として、食卓レシピに頭を悩ます主婦層から支持されてるだけだろう」とたかをくくっ…
人生案内の回答者にいしいしんじが加わってくれてうれしい。 数少ない、読売新聞を読むモチベーションになりつつある。 今回はそのいしいしんじさんに、30代女性会社員の相談。 高齢の両親と障害のある姉の面倒を自分の少ない給料で面倒見なければならない…
こんにちは管理人のRocksです。下記、「プライバシーポリシー」に関して記載致しましたので、ご一読願います。 当サイトに掲載されている広告について 当サイトが使用しているアクセス解析ツールについて 当サイトへのコメントについて 免責事項 プライバシ…
田崎基氏。神奈川新聞記者。78年生まれ。 「敗戦」というワードだけど、白井聡さんを連想する人間は彼の著作をよく読んでいる証拠だろう。案の定、本書にも白井聡氏が巻末寄稿している。 問題意識のある人の著作は、目次ページの見出しを追うだけで、 この…
忘れてた、今年は個人的な夏目漱石イヤーなんだった。 ウブでいけず、田舎者で意気地なしな若者の、ビターな上京学生譚。 熊本の田舎から東京に出てきて、新しい世界に触れる。 出会うもの凡てにこれまで自分がみてきたものと、いまの自分が目の前にして言語…
シュミットによれば、政治の最も重要な任務は誰が友で誰が敵かを決断することにある。 近代性とは、誰もが受け入れる普遍的な価値や善は存在しない、ということだ。 では近代の条件のもとで、政治はどうすべきなのか。暴力的とも見える仕方で秩序を押し付け…
鷲田清一さん。 わたしの尊敬する先達であり、哲学者。 その著作を、横尾忠則が書評しているんだから贅沢ってなもんだ。 いつか話をするのが夢だ。 哲学者は答えず 相談に「乗る」 「後悔するのがいやなら、選択するのをやめることです」「何でも他人に選択…
週刊文春のコラム、執筆は「女と男 なぜわかりあえないのか」の著者で元編集者・作家の橘玲(たちばな・あきら)氏。 女と男 なぜわかりあえないのか (文春新書) 作者:橘 玲 発売日: 2020/06/19 メディア: Kindle版 日本は「近代のふりをした全近代的な身分…
生命を、絶えず自らを壊しつつ、常に作り替えて、あやうい一回性のバランスの上にたつ動的なシステムである =動的平衡の生命観 ウイルス表面のタンパク質と宿主タンパク質とにはもともと友達関係があったとも解釈できる。さらに細胞膜に存在する宿主のタン…
米副大統領 ディック・チェイニーの伝記映画。 毎度のことながらクリスチャン・ベイルの役作りとコミットメントすごい。 この人が、「アメリカンサイコ」のベイトマンであり、「ターミネーター4」のジョン・コナーであり、「バットマンシリーズ」のブルース…
木村多江、リリーフランキーが夫婦役。 木村多江が、すこぶる美しい。 すっと鼻筋が通った、古来日本人らしい美しさ。 このとき37歳。 石川佳純にも共通するカテゴリの美人。 流行や俗物に浮かされない、自分を持ってる女性の魅力。 前に下北沢で知り合っ…
このキャストだ、視る方だけじゃなくって撮る方もコルレオーネファミリーを下敷きに想像力が連想する。ゴッドファーザーへのオマージュはいたるところに。 乾いた殺し(殺しは明るくあっけらかんと...これはNetflixの様式だな)。 娘たちの父への憎悪。 …
吉本隆明について、現代の哲学者や思想家の論評を求めている。 市井の巨人としてありがたがられてきた彼の著作は読んできたが、 反核異論など、心からは納得できない部分もあるからだ。 吉本隆明 キーワードは「自立」。 あらゆる共同幻想から自立するべし、…
平成という「失敗したプロジェクト」。 「平成」という改革のプロジェクトはなぜ失敗したのだろうか。 (リオ五輪閉会式の引き継ぎマリオ。)ここにはなにひとつ未来がない。 日本は過去にしか語るべきもののない国になってしまったことを告白しているように…
工場の自動化に不可欠なセンサー機器。 従業員の平均年収は2088万円。 上場企業の平均値の3倍超と屈指。 営業担当者の成績ランキングが常に公表され、一定以下の順位にとどまると個別面談を受けることもある。 営業車にはGPSが付いており、予定時間と結…
ブロンクスの根性ある新人。アレキサンドリア・オカシオ・コルテス。 (以下、ビジネスインサイダーより引用) 2018年、アメリカ中間選挙。 29歳で史上最年少女性下院議員となったアレクサンドリア・オカシオ・コルテス(AOC)は、11期目を目指すベテランの…
書店でなかなか見つからなかったのは、ミシマ社の企画だから。 今年の3月新刊なのだね。 分析を装い、本音をぶちこむっ #駅前の呼び込みみたいなダミ声 #スネに傷持つ身として、出所後の人生を寡黙に生きていく男 夫婦別姓を認めない民法750条が憲法違…
昔、吉本隆明すごいなあ、と思っていたけれど、 小田嶋さんは、より、卑近な問題を平易な言葉で洞察する街場のソクラテス。 いや、お茶の間の(テレビの前の)巨人。 小田嶋隆さんの言説を信用している。 日本人は誰も責任を取らないで済む対応の決済を好む…
朝日新聞編集委員・高橋純子氏。 署名入りで真っ向から腐った権力と向かい合う彼女のスタンス、文体は、同じ問題意識を持つわたしたち有権者に勇気を与えるものである。 宮田亮平・文化庁長官(前東京藝大学長・金属工芸家)が、10/4NHK「チコちゃんに叱…
藤田孝典氏・ほっとプラス代表理事 「一人で死ね」という怒りは自然な感情だと思います。しかしその怒りをそのまま社会へ流して憎悪が広がれば、孤立感を抱く人たちが「やはり社会は何もしてくれない」と追い詰められるかもしれない。いまある分断が広がるだ…