ここがパンチライン!(本とか映画、時々 新聞)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

2016-02-14から1日間の記事一覧

『日本の中高年男性は「対等」に気付こう -平田オリザ(2014年3月23日 朝日新聞)』

日本語には欧米の言語と比べて、対等な関係で褒め合うボキャブラリーが極端に少ないと感じます。上から下へ「よく頑張ったな」という種類と下から上に「すごいですね」といった表現はありますが、同じ立場でたたえ合う言い方がほとんどありません。これでは…

『論壇時評 ”2015年安保の言葉” -高橋源一郎(9月25日朝日新聞)』

鶴見俊介はこう書いている。 「私に取って、声なき声は、1960年5月に岸信介首相が日米安保条約を強硬採決したことへの抗議としてはじまった。安保条約そのものへの反対ということだけでは十分な動機ではない。十五年戦争の指導者だった人が、ふたたび戦争体…

『はじめての保守 -9月27日朝日新聞』

保守主義の父こと英国の政治思想家 エドマンド・バーク。 「物事をこれまでとは正反対にするというのも、安直さにかけては、すべてをぶち壊すのといい勝負である。前例のないことを試すのは、じつは気楽なのだ」 「明治”維新”は王政”復古”を伴った。前近代に…

「まれ」がはまった罠 -サブカル時評(宇野常寛 2015年10月3日 朝日新聞)

そもそも「朝ドラ」は平成期に、「昭和の女の一代記」から「現代を生きる女性のロールモデル」が目立つようになっていったのだが、その結果、シリーズは過剰積載的に様々な社会的要請を抱え込むことになった。女性の社会進出を後押ししながらも、高齢視聴者…

『男たちの挽歌』

86年、香港。ジョン・ウー監督。 マフィア組織の幹部ホーと弟で警察官なりたてのキット。 仲違いする前の二人は、拳闘したり、逮捕するフリしたりベタベタ触ったりするじゃれ合いが愛らしく楽しい。 マフィアでコンビの弟分マーク(チョウ・ユンファ)は劇…

『ロスト・イン・トランスレーション』

03年、ソフィア・コッポラ監督。 カラフルな下着の女性寝姿バック(スカーレット・ヨハンソン)から始まるオープンショット。 200万ドルのギャラで日本までCM撮影にやってきたハリウッドスター ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)。 CMディレクターからは「も…