ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2016-07-23から1日間の記事一覧

『ニッポン戦後サブカルチャー史 宮沢章夫+NHK』

年代ごとの、サブカル事象、用語集。 カットアップ: フレーズをバラバラにして組み立てなおす、執筆や音楽制作で用いられる手法の一つである。タイプライターで印刷された文字列をいちど断片化した後に再構成するという「分解」と「結合」にその本質がある…

『冬の華』

78年、東映。倉本聰脚本。 冒頭、浜辺で男を指すシーン。 浜辺で無邪気にはしゃいでいる、幼い娘。 回る赤い風車。 健さん(昔は”人切りのヒデ”)は、お務めから上がったばかり。浜辺の一件だろう。 物の少ない部屋でちゃんとトースターでトーストを焼いて…