ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

マーケティング・エッセンス 

「7期連続最高益 キーエンス、高収益の秘密」(2019年5月8日 日経新聞)

工場の自動化に不可欠なセンサー機器。 従業員の平均年収は2088万円。 上場企業の平均値の3倍超と屈指。 営業担当者の成績ランキングが常に公表され、一定以下の順位にとどまると個別面談を受けることもある。 営業車にはGPSが付いており、予定時間と結…

『武器としてのITスキル』

問題解決において、「Where - Why - How 」の手順を適切に踏むことはコンサルタントやマネジャーの腕の見せ所であり、論理思考力に加えてセンスや経験が求められる箇所。人間の付加価値は課題設定にあり。 では、AIが真似できない人間のクリエイティビティ…

西野カナの「トリセツ」のMVがキモい。歌詞世界を映像化するプロセスでどう失敗するのか。

晴れた日曜日の午前中にMTVを視ていて、ふと思った。 「いや、西野カナの『トリセツ』のMV、キモい。」 今更な感もあるけど(発表当初にも話題になったのかな?)。 このMVを目にして、ざらっとした何かが残った。違和感?既視感?嫌悪感?この気持ち…

『ここらで広告コピーの本当の話をします。(小霜和也)』

小霜本の2作目。 アドマンとしては、ほんっとに丸暗記しておかなきゃいけない(しておくと使える)話が盛りだくさんであるにも関わらず多くのアドマンがここで読んだ内容を覚えていないんだぜ。そういうもんなんだよ、アドマンなんて。 立ち止まって、記憶…

「勝率2割の仕事論 ──ヒットは臆病から生まれる (岡康道)」

岡さんの著作を部の先輩に貸してもらった。 彼女の近所に岡さんが住んでいるらしく、子どもの保護者という繋がりで話す機会もあるんだと、で買ってみたんだが、となかば強引にデスクに置いていかれた。 で、せっかくなんでがーっと読む。岡さんの著作は初め…

「欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと(小霜和也)」

小霜さんの著作。「欲しい」という感情を、マーケティングの領域から脳科学的見地でもひもといていこうというお話。 渡り鳥がなぜ性格に目的地にたどり着けるかについては、星を見ながら位置を測っているのだ、など諸説ありますが、確信を持って飛んでいるの…

「活字文化・出版文化を考える」 -読売ADレポート2002年10月号

読売ADリポート ojo:adv.yomiuri たしかに、情報は氾濫してるかもしれない。 でも、そんな中でもなるべく良質な言葉で、長いことなく沈まずに浮いていられるだけのいかだを作ろうというのがわれわれの信条だ。 そのマルキシズムがなぜ敗れたかというと、テ…

「キャラクター活用の今」 -読売ADレポート2012年4・5月号

男女差についてですが、広告でキャラクターを使っている場合、男性はまず左脳で考えます。「なぜこのキャラを使っているのか」「これは何の会社だ」と理屈っぽく受け止めるんですね。それに対して女性は「かわいい」「かっこいい」など感覚的な受け止め方を…

「ビジネス・エスノグラフィーで 」 田村大 氏 -博報堂 イノベーション・ラボ (読売新聞マーケティング情報誌OJO(オッホ)2010年10・11月号)

エスのグラフィーは、人類学の一つの領域、手段。 「フィールドワーク+解釈」で他者を理解するということ。 従来のマーケティング的エスノグラフィーは客観的な真実である「ニーズ」が世の中に存在するという前提に立っているから成り立つ。それに対して、ビ…