ここがパンチライン!(本とか映画、時々 新聞)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

国民コンテンツ 

『僕らはいつまで『ダメ出し社会を続けるのか』(荻上チキ)』

荻上チキの、TVでのコメンター陣の並びについても、客観的で中立的な視点と切り口は、どうやって培われてるんだろうと興味本位で読んだ。 「エヴィデンスに基づいた議論構築」や「社会疫学的な思考」を大事に、一つ一つを考えてきた人だ。そう思えた。同い…

『部長 島耕作(弘兼憲史)』

もうほとんど、各巻のハイライトと備忘録ですわ。 部長 #2✔︎「つまり国民は公平な分配に慣れてい...」✔︎中沢社長の辞任と︎ゴールデン街のチャコママ✔︎初貿の専務として出向。秘書は高市千鶴。で、背中には刺青。父は組長。✔︎「しかしまた庭石のように重い女…

『課長 島耕作(弘兼憲史)』

課長 #16巻✔︎タイで現地の運転手ソーチャムに助けられる✔︎総会屋に脅迫されて、社員の妻とのファック写真を本社の正面玄関にB全にして貼られる 課長 #17巻✔︎役員末席(36番目)の中澤取締役が社長に。(木野社長、大原会長)✔︎娘からの電話中に大町愛子が自…

『炎の牛肉教室!(山本謙治)』

山本謙治。この人も闘っている。 問題視されることがなかった現状に批評性を持って取り組んでいる。 自分が正しいと感じたことのために。 やまけんの出張食い倒れ日記 和牛は「黒毛和種」、「褐毛和種」、「日本短角和種」、「無角和種」の4品種。 A5とい…

『美味しんぼ 30(鮭勝負!)』

✔︎またしても、栗田ゆう子のオブラートに包まない言い方! ✔︎団社長、成り上がり、キャビア、とんぶり ✔︎キャビアを食べる団社長を「成り上がり」と侮辱するときのニ木さん超嫌な奴さ ✔︎『成り上がり』:団社長がパーティでサーブするキャビアについて相談に…

「美味しんぼ 5(青竹の香り)」

◆駅前に出来た田舎味噌の工場、鯉こく ◆青竹に入れて鱸(スズキ)を回し焼く ◆鯛と塩 ◆スパイスの秘密、記憶喪失 ◆牛鍋の味、魯山人風、しゃぶスキー ◆サラダと美容、太った女性と婚約破棄 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00AQRC8YS/ref=series_rw_dp_sw

『美味しんぼ 2(幻の魚)』

◆そばのかえし、屋台でそば屋やってたにーちゃん、神田やぶで修行、若松警部 ◆周大人、「ほんとの豚バラ煮込みだ」 ◆包丁 ◆ドイツ料理、サビーナ、少年院上がり、 ◆葉山沖のトボけた鯖に雄山怒る、皿送る ◆中華麺屋、麺の兄、スープの弟、 https://www.amazo…

サンクチュアリ(5)〜(7)

渡海は完全に惚れてんだよおぉ〜 ドーン!絶大権力の幹事長は、駒使いしている議員の夜の現場にも、こんな風に圧力立ちするのダっ!! ぬぬっ! 驚き過ぎでしょかんじちょー。 って、このシーンはどこかに差し込もうと作者らも考えてたんだろうなあ。表の浅…

『明暗(夏目漱石)』

朝日新聞での連載作品。人間の利己(エゴイズム)を扱った近代小説。未完。 以下、メモ。 津田由雄30歳、会社員。 →新婚の細と淡白な会話 →父親が金を送ってくれない吉川にでも借りるか →叔母さんから「あんたは贅沢すぎるよ」 →叔母甥で結婚観を議論 →姪っ…

雨の衆院選の週末の前に

雨の衆院選週末を前に。 多くの自民党支持者たちは大体共通して共産党を嫌っている。 感情的に嫌悪している。 きっと彼らは、街中で中国人観光客を見ると嫌そうな顔をする。 排他的で、狭量な、島国日本人の典型的な姿だ。 この人たちの家の本棚を、少しのぞ…

『ある日うっかりPTA(杉江松恋)』

娘はまだ1歳2箇月だが、少し気になるPTA。 ドタバタ奮闘ルポを拝見したろがいっ。 PTA会合の九割は、日中開かれるのである。 学校がこうしてくださいと言えば、九割方要求は通る。学校の要求を一般会員に説明して通すのが巧い役員はいい役員なのである。 …

『カレー勝負(美味しんぼ24巻)』

カレーショップの主・栃川。 「この店のカレーが本物だと言ったからには答えてもらおう。まず第一にカレーとは何か?」 ターメリックとクミン(あと胡椒と唐辛子)があればなんとなくカレーらしくなる。 究極のカレーはマッドクラブ、鰹節。焼いた蟹の風味と…

『男はつらいよ 32 〜口笛を吹く寅次郎 〜』(1980年)

83年作。舞台となる備中は高梁(岡山県)は、さくらの夫・博の生まれ故郷。 マドンナは竹下景子(エリートと離婚して出戻ったお寺の娘、朋子役)。 当時、お嫁さんにしたい女優ナンバー1だった竹下景子。 と、当時の彼女の出演作などを検索していると謎のタ…

『海街ダイアリー』

四人の姉妹を観るための映画かな。 たまに流しておいてもいいって思う。 現代版『細雪』というか。 四姉妹の織りなす、鎌倉での春から夏にかけての美しい情景だ。 長澤まさみ(次女よしの)が男と明かした朝のシーン、から始まったり。 四人で浴衣着て、花火…

『北の国から2002 “遺言”(後編)』

まあなんというか、完結編ということもありタイトルも五郎の「遺言」とあることから、過去を振り返るイメージですな。 手間返し といって、村のおっさん達が協力して家を建ててる。 中ちゃん(地井武男)の息子(柳葉敏郎)のための家だ。 純は草太兄の牧場…

『罪と罰 下(ドストエフスキー 工藤精一郎訳)』

わたしは神経質なものですが、あなたのピリっとわさびのきいた言葉にはすっかり笑わされてしまいましたよ。 まったく、科学ですからな、現代は・・・・ 鋭い頭脳というものは、すばらしいものだと思います。それは、いわば、自然の装飾、生活の慰めです。 あ…

『罪と罰(ドストエフスキー 工藤精一郎訳)』

ロージャの母: でも、ことわっておきますけど、あの方はわたしが書いたよりもいくらかやわらかく言ったんですよ。それがわたしはその言い回しを忘れて、意味だけを覚えているものだから。 母からの手紙を読んで、ラスコーリニコフ: 心臓がはげしく動悸し、…

『男はつらいよ 25 〜寅次郎 ハイビスカスの花〜』(1980年)

リリーシリーズ。 博が、亀戸でリリーとバッタリ会って話す。 「それで、あの人どうしてる?寅さん。」「私も旅暮らしよ。寅さんと同じ。」 おばちゃん・つね 「ちょっと私、御不浄行ってくる」 お店休んで、水元公園行こうとしてたとらやご一行。 そんなと…

『男はつらいよ 23 〜跳んでる寅次郎〜』

小学校で書いてきた、満男の作文。 寅屋の恥、っておじさんに言われた寅は北海道へ。 車で来た男に親切にされ、白昼車の中で襲われそうになってたお嬢さん(ひとみ=桃井かおり)に、「だから、言わんこっちゃない。見知らぬ男に気やすく声をかけちゃいけな…

「北の国から 98 時代 (前編・後編)」

蛍が金を借りに歩いていた。 雪子のところに突然現れて、 「おばさん、今お金いくら持ってる?」 昇太兄のところにも訪れてきて、牛舎で交わす 「やっぱ話すな。オラ、口軽いぞ。。喋って楽になれ」 昇太兄は事業を大きくし、農業の工業化、大規模化を押し進…

『男はつらいよ 〜寅次郎相合い傘〜』

この「男はつらいよ」と超絶バッドエンド系のハリウッド作品を交互にみて、ブログアップしてる辺りが文科系ブログのダイナミクス。世界観が違い過ぎてクラクラします。 ちょうど、映画終って劇場から出てきたらまだ昼間で、渋谷の雑踏を行き交うにどうしよう…

『男はつらいよ 〜下町慕情篇〜』

貸し部屋の札を見て、怒った寅さん。 家を出て、不動産屋に紹介してもらった部屋がとらやだった。 「バカ野郎!ここは俺んちでいっ」 歌子さん(吉永小百合)たち、女の三人連れが金沢旅行で。 別れ際に写真撮るとき、「ハイ、チーズ」ではなく、「ハイ、バ…

『百人一首がよくわかる(橋本治)』

固ッ苦しくない解説で百首読ませる橋本治式。 日本人として、覚えておくべき○首を任意で抽出しました。 秋の田の かりほの庵の とまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ 天智天皇 (刈り入れ小屋は ぼろぼろで) 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の…

『続男はつらいよ』

69年、松竹、山田洋次。 続男はつらいよ。つまり第二話だ。 散々引き止められるが、トンボ帰りでまた旅に出る寅。 (「じゃあ何でわざわざ戻ってくんだ」ってのは野暮って話) 「引き止められるうちが花よ」 「おめえたちには分かるめえが、これが渡世人の…

『男はつらいよ(第一話)』

昭和の名作回顧月間。 男はつらいよ第一作目だ! フーテンやってる寅次郎が、大人になったさくらに会いに来るところから始まるんだ。 わたくし生まれも育ちも葛飾柴又でございます。 帝釈天で産湯を使い、姓を車、名を寅次郎、 人呼んでフーテンの寅と発しま…

『東京物語(小津安二郎)』

53年、松竹。「紀子」を演じる原節子になぞらえ、「紀子三部作」とか言われてるらしい。 端的に言うと,「原節子(紀子)ええ子やで〜」って映画。 戦後、戦場で死んだ夫を偲びながら残された女たちは、バスバス男が出来たり、再婚したりしていく中で、そ…

『秋刀魚の味』

(62年松竹。小津の遺作と言われている) 秋刀魚食べるみたいな話ではありません。 エンディングで秋刀魚食べて、「やっぱり秋刀魚は目黒に限る」みたいなオチ、みたいな部分もありません。 秋刀魚要素は皆無。 美しいのは、娘・路子(岩下志麻、当時24歳…

『内なる天皇制』森達也@2013年11月27日付 朝日新聞

久々に耳にした「不敬」は、私たちは変わったというよりは、天皇についてただ考えなく、語らなくなっているだけなのだと教えてくれる。 騒動後に社会とメディアにあふれた言葉は『政治利用』だけでなく、『非礼』や『失礼』、そして『不敬』でした。この国の…

『北の国から 95’秘密』

純は、市の臨時職員としてゴミ処理員をしていた。 シュウとは、ゴミ捨ての場で出会う。 正吉と同居。 レイちゃんともごくたまに会っているが、「プロポーズされた」と告げるレイに対していじけた調子になる。 麓郷の道歩こうといいながら、草っ原で押し倒し…

『北の国から 92’巣立ち』

これくらいからか。五郎の演技が大げさになった。より個性を研いできた。 富良野に一人でいることが(自分自身でひとりごつことが多くなった)、からという説明も出来るが、とことん甘くこびる言動や口調になったことは確かだ。蛍に「次はいつ帰ってくるんだ…