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ここがパンチライン!(本とか映画、そんでときどき新聞の)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

いき過ぎた趣味の共有

タイムチケットで、おすすめの音楽を紹介してくれる東大4年生と会ってきた。


下北沢駅南口、11時。
ジャイアントのマウンテンバイクで登場。
昔なら、ラジオにかじりついてたイメージの小柄な学生だ。
今回の取材趣旨も説明しながら、スタバの地下にインした。

事前に申告していた、自分の好きな音楽(中学でoasisミスチル、高校でくるりWEEZER、大学でウーターへメル)なんかに寄せながら次々とレコメンドしてくれた。


彼と話していて素晴らしいと感じたのは、その信条である。
タイムチケットの利用は慈善事業だと思っている。
自分の”いきすぎた趣味”とか何か長じた部分(人から教えてよー、とよく言われるが、教室を開くほどではない趣味的なものの共有)を誰かとシェアしたいというのが動機で。
売り上げも大した金額にもならないわけだし、全額寄付先に入れているという。

彼は、レコメンドしながら「自分の好きなアーティストに関して、ぜひCDを買ってください」という。オススメしたCDが買われれば、アーティストにお金が入って、アーティストはまた制作に充てられる。もっと面白い音楽がリリースされれば、自分もまた楽しめる。

彼のこの信条こそ、アーティストとリスナーとの関係性を回し、リスナー同士でそのよい部分をシェアする理想的な形なのではないかと思った。


夜、嫁とこのことを話して考えた。

個人の長じた部分(音楽、アート、文学なんか)で、知識・経験・センスに関わるものを誰かが誰かにシェアできるプラットフォームが、もっとあってもいい。