ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『ウディアレンのバナナ』

荒唐無稽なコメディてんこ盛り。

冒頭。サンマルコの大統領がTVの前で撃たれ、アメリカンテレビジョンのレポーターにいまわのきわに心境を聞かれる。

大会社の試作製品試験員(デスクに座っていながら運動出来る”重役用運動デスク”)が、政治好きの女の子と付き合って「何かが足りない」とフラれる。サンマルコに渡った試験員は、軍部に狙われるが(楽器なしで演奏する夕飯の伴奏者たち)革命軍に拾われて活躍。代表になる。

サンマルコ革命政府の代表としてアメリカと国交交渉にきたが、捕らえられ裁判、政治好きの女の子とヨリを戻し、「夕食後、床入りして結婚の完了です」とTVで実況観戦される。