ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『ねじまき鳥クロニクル(第1部 泥棒かささぎ編)』

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テーマは”夫婦の間の闇”だろう。
謎の女からの電話は(性的な、否、精神的な)”誘惑”である。

 

自分はこの女について何を知っているんだろうと自問した。

 僕がこうして送っている結婚生活というのはいったい何なんだろう?そしてそのような未知の相手と共に生活し、、同じベッドの中で寝ている僕の人生というのはいったい何だろう?

 

 

そういうのはどちらかというと一般論のように聞こえますね

 

 

彼女の両親の反応はひどく冷たいものだった。まるで世界中の冷蔵庫のドアが一度に開け放たれたみたいだった

 

 

つまり僕はしばらく死んだままでいたほうがいいということですか。

”死んでこそ浮かぶ瀬もあれノモンハン