ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『職業としての小説家(村上春樹)』

かなり正直に誠実にお話しされています。

この人のついて、いまさなどう言うでもないです。

これを読んでまた村上春樹の小説が読みたくなった。それだけです。

 

 

・・・多くの学生と同じように、その運動のあり方に幻滅を感じるようになりました。そこには何か間違ったもの、正しくないものが含まれている。健全な想像力が失われてしまっている。

 

自分のオリジナルの文体なり話法なりを見つけ出すには、まず出発点として「自分に何かを加算」していくよりむしろ、「自分から何かをマイナスしていく」という作業が必要とされるみたいです

 

本の中に描かれた様々な勘定をほとんど自分のものとして体験し、イマジネーションの中で時間や空間を自由に行き来し、様々な不思議な風景を目にし、様々な言葉を自分の身体に通過させたことよによって、僕の視点は多かれ少なかれ複合的になっていったということです

 

もしも全員を楽しませられないなら
自分で楽しむしかないじゃないか