『職業としての小説家(村上春樹)』
かなり正直に誠実にお話しされています。
この人のついて、いまさなどう言うでもないです。
これを読んでまた村上春樹の小説が読みたくなった。それだけです。
・・・多くの学生と同じように、その運動のあり方に幻滅を感じるようになりました。そこには何か間違ったもの、正しくないものが含まれている。健全な想像力が失われてしまっている。
自分のオリジナルの文体なり話法なりを見つけ出すには、まず出発点として「自分に何かを加算」していくよりむしろ、「自分から何かをマイナスしていく」という作業が必要とされるみたいです
本の中に描かれた様々な勘定をほとんど自分のものとして体験し、イマジネーションの中で時間や空間を自由に行き来し、様々な不思議な風景を目にし、様々な言葉を自分の身体に通過させたことよによって、僕の視点は多かれ少なかれ複合的になっていったということです
もしも全員を楽しませられないなら
自分で楽しむしかないじゃないか