読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ここがパンチライン!(本とか映画、そんでときどき新聞の)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『8月の家族たち』

映画  創作のヒント 

f:id:design_your_life:20151017155824j:plain

バイオレット(メリル ストリープ)
バーバラ(ジュリア・ロバーツ
カレン
アイビー
ベバリー
リトルチャールズ
マティーフェイおばさん

だだっぴろい平原に道路いっぽん。
まさに巨大なアメリカ中部。

果たして、”インディアンを殺してでも手に入れる土地だったのか”

そんなオクラホマの実家に兄弟が戻るところから始める。


「人生はとても長い」  T・Sエリオット


母親の狂気地味た悪態に、うんざりしている夫。

冒頭で登場するインディアンの家政婦。

夫が失踪し、家を出たっきりなかなか帰って来ない娘たちが集まる。

 

f:id:design_your_life:20151017155849j:plain


葬儀後の食卓で、故人をこき下ろす母。薬のせい??

冗談と怒声。シリアスとコミカルの入れ子構造。

遺産は全て伴侶であるバイオレットに書き換えられたことを娘達に告げる母。

憎まれ口に、娘の夫婦のトラブルを食卓でぶちまける母。

あんたたちにここの平原暮らしの何がわかる。

最悪最低な団らん。


母親の幼い頃の、クリスマスプレゼント(男物ブーツのエピソード)


15の娘にマリファナ教えて身体を触ろうとする、2番目の妹のフィアンセ

f:id:design_your_life:20151017155916j:plain

末妹アイビー「私はそれほどの絆を感じてない」と、従兄弟のリトルチャールズと、家を出てNYに抜け出そうとするもリトルチャールズが兄妹であると知らされて(マティフェイおばさんと父親の不実という事実)絶望する。

 

「どうしてお前らは家族を傷つけるんだ。今後も実の息子に対してつらく当たるなら、結婚生活39年目はないと思え」 

 

「悲劇のヒロインぶるのはやめて、あんたは自分に酔いしれてるだけ。鯰を食べなさい。」

「いいから鯰を食べなさい。」

「喰えっていってんだよクソババア!」

 


現実が残酷で最低過ぎて、もう冗談みたいな軽口しかいえない。

そんな映画でした。