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ここがパンチライン!(本とか映画、そんでときどき新聞の)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『重罪と経済(ウディ・アレン)』

 

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90年作。アレンの監督、脚本、主演。


冒頭は船上でのパーティ挨拶。

眼科医は緊張している。

愛人から眼科医夫人宛の手紙には「3人の決着のために話をしましょう」とあった。

「私と一緒になると言ったじゃない」

「女盛りを捧げたのよ!?」

会えば脅迫めく不倫相手。

 

 

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一方でクリフ(アレン)は売れない映画監督。自主制作の映画を撮っている。妻とは仮面夫婦で性生活はもうない。姪っ子(こぶつき妹の子)にぞっこんで映画や舞台に姪っ子を連れ回す一方で、アシスタントのハリー(ミア フォロー)に言い寄るが、そこにはやりてプロデューサーの手が。*1

 


妹が新聞の”恋人広告”で知り合った男性と、家に誘ったときのエピソード。
外でデートをして、娘のいない(その日はおばさんのところに預けて)部屋に誘い、ベッドに腰掛け、いざ準備万端というところで相手に乗っかられてクソをされる。。。

 


眼科医は悪い弟に「何か知恵はないか」と相談。

静かに殺すしかないと提案する弟に、それは考えられないと却下するも、

日に日に行動が大胆になる愛人は、「いまあなたの家に近い電話ボックスから掛けてるの。5分だけ待つわ。自宅に乗り込むわよ。」

 


家族と友人との談笑中に弟から「無事済んだ」という電話。

あまりのショックに、態度がふさぎ家族にも怒りっぽくなる。

幼い頃に育った家へ。当時の食卓の会話に参加する(アレンの”回想シーン参加演出”)

おば「歴史は勝利した者が書くのよ」

 

 

クリフ

「君はセックス拒否を宣言した。

4月20日で1年だ。ヒトラーの誕生日だ。」

 


クリフ「リッチな売れっ子にどう勝つかだ」
姪「勝てっこないわ」

 

誘惑しないで、負けてしまいそう

 

彼の三流番組を二人してコケにしてきたじゃないか

 

 

エンディングシーン)

クリフ「君も一人か」

眼科医「すごい殺人の話がある」

 

 

我々は自分の選択を通して、自分を知ります

選択こそが、その人物の総決算なのです(レビ教授)

 

 

 

*1:アレンの女たちはいつもプロデューサーに持ってかれる