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ここがパンチライン!(本とか映画、そんでときどき新聞の)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『ダンス・ダンス・ダンス(上)』

小説  創作のヒント 

学生の頃から、読むのは何回目か。

 

さすがに、ロレックス、港区、メルセデス、経費、高度資本主義社会、、そういったシミュラークル的名詞に古びた印象を受けた。

そりゃそうだ。古びなきゃおかしい。30年も前に書かれたの小説なのだ。

自分に対するこの作品の環境設定の影響の大きさを感じた。

ブランドものなんか、いらないのだ。

金で買えるものの価値があまりに相対化されてしまっている。

「何を今更」感をもって、この本を読める。

やれやれ、でもそれってフェアじゃないよな。

だってこの小説が書かれたのは30年前なんだから。

(裏を返せば、改めて読者にそう思われてしまうほどのこのリアリティを30年前に。それぐらい凄いってことだ)

 

ハイクラスの娼婦、パートタイムに耳専門のモデル、キキ、

彼女の存在にはとっかかりというものがなかった。

 

妻に出て行かれた男、文化的雪かき

34歳にして、僕は再び人生の出発点に戻ったわけだ。

いるかホテルに泊まろうと思ってあったドルフィンホテル、

「ねえ、悪いけど、他のところで他の人と寝てきて。怒らないから」と彼女は言った。

 

受付にいる眼鏡をかけた女性、「私どうも気になって仕方ないんです、そのホテルのことが」、

 

「彼女が僕と寝たがっているかどうかまではもちろんわからない。でも僕と寝てもいいと思っていることはわかった。」

 

「話すことが沢山ある時は少しずつ話すのがいちばんいいんだ。」


それは腐敗ですらない。システムなのだ。それが資本投下というものだ。


完璧な闇、羊の毛皮をかぶった男、

 

「変なこともしない?」
「変なこともしない」
「みんなそう言うだけど、ちゃんとするの」
「みんなはするかもしれないけど、僕はしない」と僕は言った。

 

僕の同級生、「片思い」という映画、キキ「どうしたっていうのよ?」、「経費を使う必要があるんだよ」、「みんな僕を呼びにきた。断れない。まるで僕自身なんてないようなものだった」、「でも考えてみたら僕は何も選んでないような気がする」、「彼女はただ寂しくて誰かに抱かれたかっただけなんだよ」、

 

オーケー、これは現実だ。間違いない。繋がっている。

 

彼女は新月のように淡く物静かな微笑を浮かべた。

 

パワー・オブ・ポジティブ・シンキング

 

「本当にいいものは少ないということがわかってくるからだろうね」

「つまらないものにも、些細なことにも心の震えのようなものを託すことができた」

 

「結婚してる?」

「一度した」

「離婚したの?」

「そう」

 

 

五反田くんの家で、 一緒に女を呼ぶ。

メイ「すごく親切にしてあげる」

 

赤坂署の漁師と文学。

2日間の供述調書。五反田くんに捜査が及ばないよう事実の完黙。

 

13歳、ユキの父親。牧村拓。

 

 

下巻につづく。。

 

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