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ここがパンチライン!(本とか映画、そんでときどき新聞の)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『ドキュメント 戦争広告代理店 -情報操作とボスニア紛争-(高木徹)』

年末、金沢への旅行に持っていく。

 

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一PR会社が、紛争を煽動した。というわけではない。
ただ、特定の民族に肩入れし、国際世論を味方にした。
一方は悪役のレッテルを貼られ、国連を追放されるに至る。

ボスニア紛争で戦われた「情報戦争」に勝利した国の差は大きかった。

 

PR企業のビジネスとは、さまざまな手段を用いて人々にうったえ、顧客を支持する世論を作り上げることだ。

 

セルビア共和国の大統領ミロシェビッチセルビア人

ボスニア・ヘルツェゴビナ外相 シライジッチはモスレム人、ボスニア内のセルビア人に軍事的に対抗するには西欧を巻き込みたい。ルーダーフィン社(ジム・ハーフ)を味方に付ける。

→アメリカ国務長官ジェームズベイカーとの会談に成功。

 

ボスニアのことわざ「泣かない赤ちゃんは、ミルクをもらえない」


公の立場に立つ者が、カメラの前でどのように話をするべきか学ぶのは当然のことです。

 

老練なキャスターは、わざと癇にさわる質問の仕方をして、ゲストの人間性をカメラ乃前にさらそうとすることもあるので

 

民族浄化(ethnic cleansing)

西欧のすべての人々の心にあるトラウマを見事に刺激した

人間をゴミあつかいしている。基本的人権をまったく無視している。

この言葉には具体的な意味がないのに、感情だけをむやみに刺激してしまったんだ

 

ユーゴスラビア連邦の新首相パニッチはセルビア生まれのアメリカ国籍を持つ実業家。

セルビアのイメージ回復のため、ミロシェビッチに任命された。

 

ガリ国連事務総長が、ボスニア・ヘルツェゴビナ支持一辺倒の雰囲気が蔓延している中で「ボスニアだけで悲劇が起きているわけではない」と発言するのは危険なことである。政治家ならその地位を失いかねない。

 

強制収容所の様子ととれる写真

 

「ラジオアクティブ」とは、放射能を持っているという意味である。セルビア人は、彼らに触れたり、近づいたりしたものまで汚染し、世間の悪評の対象にしてしまう存在になっていた。

 

最も重要なのは、何か悪い自体が起きたとき、即座に反論し、逆によい情報を広めることです。タイミングを逃してしまえば、同じことを言ってもまったく効果がないこともありえます。

 

 

ユーゴスラビア連邦国連追放決議

 

 

そして6年後のコソボ紛争で、セルビアNATOによる空爆を受ける。

 

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