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ここがパンチライン!(本とか映画、そんでときどき新聞の)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『北の国から 84’夏』

国民コンテンツ  創作のヒント 

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北の国からの良さは散文的情景や心情を描けていること。

子供の頃、誰もが経験した事がある、自らの嘘や小さな不正に対する気まずさ、情けなさ。状況へのバツの悪さ。

 

 

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東京からきた都会っこはパソコンに夢中だった。

これから世の中が変わっていくという。

純はショックだった。

パソコン情報誌を借りるだけと隠れて持って帰ろうとしたが失敗。

それを見ていた正吉が代わりに持ってきてやるも、そんなことしようとしてないという純に対して。

「やっぱりお前あ、汚ねえ奴だ」

 

”やっぱり”というのが、話を前後に動かす今回のトリガーワード。

純が自分の失敗を認めないことが以前にもあったのだ。



何も知らない都会っ子が父さんを馬鹿にした。

 

「へとへとだあ。」



悪いのは全部、正吉だな。

 

それはさんざん火の始末について蛍からも注意されていた純が、

ストーブの上ばねの部分に手袋を置いて正吉と出かけた夜、それが原因で火事になった。事情聴取で、自分のやった事実を告げられなかったのだ。

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しっかし和解しないまま、札幌の母親の元に戻ることになった正吉。

別れ際、駅のホームで

 

「まあ、せいぜい生きててくださいよ。」

「おたくもしっかり生きててくださいよ。」 

 

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そしてあの名シーン。

正吉を送った帰り、閉店まぢかのラーメン屋で純が事実を告白し、心情を吐露する。

 


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子供の前で、よその大人にまともな怒りをぶつけれられる父親。

それがいいんだ。