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ここがパンチライン!(本とか映画、そんでときどき新聞の)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『アナ雪と天皇制 -高橋源一郎 2014年6月26日 朝日新聞』

新聞記事で・・・  批評・評論 

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中森明夫は、こう書いている。

「あらゆる女性の内にエルサは共存している。雪の女王とは何か?自らの能力を制御なく発揮する女のことだ。幼い頃、思い切り能力を発揮した女たちは、ある日、『そんなことは女の子らしくないからやめなさい』と禁止される。傷ついた彼女らは、自らの能力(魔力)を封印して、凡庸な少女アナとして生きるしかない。王子様を待つことだけを強いられる」 

 
その中で、中森は幾人からの、実在する「雪の女王」を思い浮かべる。

その一人が「雅子妃殿下」だ。彼女は「外務省の有能なキャリア官僚だった」が「皇太子妃となって、職業的能力は封じられ」「男子のお世継ぎを産むことばかりを期待され」「やがて心労で閉じ籠もること」になると記した上でテーマ曲『ありのままで』二触れながら皇太子妃が『ありのまま』生きられないような場所に未来があるとは思えない」と書いた。

 

 この原稿は、結局依頼主である「中央公論」から掲載を拒否された〜

 

上野千鶴子は、護憲でも改憲でもなく憲法を一から選び直す「選憲」の立場をとり、その際に天皇の条項を変えたい、とした。

象徴天皇制がある限り「日本は本当の民主主義国家とはいえ」ないからだ。いや、理由はそれだけではない。「人の一生を『籠の鳥』にするような、人権を無視した非人間的な制度の犠牲には、誰にもなってもらいたくない」からだ。

 

この二つの本からは、同じ視線が感じられる。

制度に内在している非人間的なものへの憤りと、ささやかな「声」を聞き取ろうとする熱意だ。

 

 そもそも女神であるアマテラスを始祖とする古代天皇制には、現在のそれとは正反対の「女性優位」ともいうべき思想が底流としてあった。

 

皇太子の移動のための交通規制で足止めを食った堀江貴文が「移動にヘリコプターを使えば」とツイートした。それに対して、皇室への愛が足りないと批判が殺到した。皇太子のことを何だと考えているのかという質問に、堀江は簡潔にこう答えた。

「人間」

いいこというね、ホリエモン