ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

堀越千秋@マドリード(2/21付 朝日新聞GLOBE)

 

f:id:design_your_life:20160229071631j:plain

朝日新聞GLOBEで連載しているアート特派員 堀越千秋のコラムが面白い。

スペインはマドリードから、毎回どこか牧歌的で味のあるエピソードが綴られる。

スペインってやっぱり好きだ。

 

 

彼と彼の従兄弟のミゲルがしゃべる「哲学」は、ソクラテスプラトンの会話のようであった。つまり、こんな風だ。

「俺は女を欲する。なぜだろう?」

「分からねえ。俺だってそうだ」

「分からねえのにそうなるのは、それを命じてるヤツがいるからだ」

「誰だ?」

そしてマヌエルとミゲルは、黙って上の方を指すのであった。神。

 

 

f:id:design_your_life:20160229071242j:plain