ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『House of card season3』

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「対等な関係を求めたと思えば、男のリードを求める。その時々で心を読めとでも!??」

完全にスパークした夫婦喧嘩。

利害関係の一致したパートナーシップも瓦解する。
 

こんな日本中で、否、世界中の夫婦の間で繰り広げられているであろうやりとり(台詞)を、米国大統領でさえもやってんだもんなー

 

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クレアに対して「完璧にこなせ。空き時間に吐こうが知ったことかっ!!」 

 

翌朝、ホワイトハウスを出て行ったクレアは、地元で選挙戦に出馬しようとする。

 

幼少期のエピソードを紹介しながら、例のカメラに向かって語りかけるあのスタイルで「妻には猶予を与えるが、斧を取り出す前に降りてきてもらわねば」

 

外交では当然のことながら、亡命者も人道的にではなく、政治的な取引の材料に使われる。

 

「外交は、ときに男二人の密談で決まる」

 

ペトロフ「条件は大使(妻クレア)の辞任だ。 〜 中略 〜

あなたにとって大事だからです。実行してくれれば本気だと分かる。

 

 

 

クレアと母親との確執も大変なもんだし..

 

KKKと握手している父親の写真がディスクロージャーされたり

 

 

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ホワイトハウスの報道官(セス・グレイソン)が己の保身のために、大統領を裏切ったり

 

「唯一、父親を誇らしく思ったときだったからだ」(なりふりかまわず生き延びようとした)

 

で、しまいにゃ、演説中に大統領が撃たれる。

 

クレアの母親(クレアに)「彼の死を願ってるわ」 とさえ言ってのける

 

 

 

大統領襲撃の際、ミーチャムが職務を全うし殉職。

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ミーチャムと言えば、ホワイトハウスの廊下にかかっていた絵画を外して、大統領と一緒に手形をマジックで落書きしたりしたシーンが印象的だ。

 

整った食卓が気に入らなきゃ、ひっくり返せ!

 

 

「was!」

 

 

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協会で、イエス像を前に

「愛?売りはそれだけか?」

と言って、像を引きはがし破壊する。そして唾棄。

「私は買わんぞ」

(いやもうめちゃくちゃやってますわ この人)

 

 

身内の関係性が瓦解し、大統領選(しかもまだ民主党候補戦)でダンバーに大苦戦し、遊説中には自らも弾丸に倒れてしまう。

 

 

ダグはダグで、レベッカを諦められない。

↑ 仕事を離れると何もすがるものがなく、酒も禁じられ、女の無垢と聖書の音読(白痴な聖女)くらいしかなかった

↑ あるいはドラッグか酒ぐらいしかなくなる

 

 

そう、シーズン3は守りのシーズンだ。 

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サウスダコタ州ブラックヒルズ山地 マウントラシュモア