ここがパンチライン!(本とか映画、時々 新聞)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『緩慢な統合 欧州の過ち(ブレンダン・シムズ@読売新聞 6月19日付)』

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今のEUはドイツが支配的だ。そのありようは神聖ローマ帝国(962年〜1806年)に似ている。この帝国は国々の緩やかな集合体で、政策決定の基本は合意の形成だった。帝国の最高裁判所が法治に目を光らせた。このはるか昔のドイツ流の政治文化をEUは継承したとも言える。

 

 

EUは近年、新たな脅威に直面している。東にプーチン専制的なロシアがあり、中東に過激派組織「イスラム国」が出現し、EU域内にはそれに連なる過激派が巣くう。大衆を扇動するポピュリストの欧州会議派が英国だけでなく域内に拡がっている。

 大陸欧州でドイツを除き、こうした脅威に単独で対処できる力を持つ国はない。小さ過ぎ、弱過ぎる。一方,ドイツは大き過ぎ、独自行動は許されまい。

 

 

欧州統合の過ちは漸進主義にある。全てが緩慢だ。だが、婚約期間が長過ぎれば、結婚ではなく、涙で終わる。スピードが重要だ。