ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『キューポラのある街』

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日活、62年。

川口、キューポラ(鉄の溶鉱炉)

父親東野英治郎 ※小津キャスト、六代目?水戸黄門)は鋳物職人

 

もうとにかく、魅力といったらジュン(吉永小百合)。

 

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スポーツ万能、人気者のジュン吉永小百合)。

 

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パチンコ屋でバイトするジュン吉永小百合)。

弟をバシバシ叩く、手荒なジュン吉永小百合)。

バイト辞めるって伝えといて」と友だちに言った後で全速力で駈けていくジュン吉永小百合)。

 

ませた友だちに口紅を借りて塗ってみる、姉のジュン吉永小百合)。

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落ち込んでるとこを「ぱーっと遊びにこ」と友だちに言われてダンスホールで踊りしばくジュン吉永小百合)。

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街の悪い奴らに狙われるジュン吉永小百合)。

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でも、間一髪逃れるジュン吉永小百合)。

一家一間で生活してるから、ガッコから帰宅して家族と話しながら着替えをしてスリップになるジュン吉永小百合)。

 

 

弟「そりゃ、そうだな。今より貧乏なりようがねえからな。ハハハッ」

 

オートレースで、オートバイが砂地のダート走ってる時代。

 

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貧乏だけど、明るくて前向き!そして強い!(簡単にはヘコたれない!)

 

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父「中学出たらみんな働くんだ!鋳物工場で働くんだ!ダボハゼの子はダボハゼだ!」

 

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女はこうして(どうしようもない状況下でも深刻にならずに前を向いて)、歌ってきたのである。

 

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ジュン「私、定時制高校に行くって決めたの。一度決めたことは変えたくないってだけなの。 〜中略〜 とにかく私はダボハゼじゃないから、安心してよお母さん。」

 

 

 

 

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