ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『読まずに死ねない哲学名著50冊』@8月7日付 朝日新聞書評面

f:id:design_your_life:20160811150152j:plain

若手哲学者・平原卓氏の著書、の書評 by佐々木俊尚氏。

まだ読んでもいない哲学概説書について、ワクドキ感だけで書きます。

86年生まれっつうから自分より年下の哲学者が誰をどうまとめているか気になる。

佐々木氏の書評がいいからなのか。

 

いま安保法制や憲法改正の問題が浮上し、しかしどう議論するのかという基本的枠組みが共有されていない。

 

議論には共有される枠組みが必要だが、日本にはそれが欠如しているようにも見える。

 

フランス革命の指導者は貧困にあえぐ人民への同情に突き動かされたが、同情は結局は情熱であり、制度をつくるえなかった。このためフランス革命が失敗したとしたのだ。こういう「解放後」の枠組みはとても大事で、反権力を声高に言う人たちにもぜひ読んで欲しいと思う。

 

ときとして、書評が本来の元書の上をいく世界観を呈することがある。

そうはならないことを祈るまでだ。

本書読書後に続きを書きます。