ここがパンチライン!(本とか映画、時々 新聞)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『続男はつらいよ』

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69年、松竹、山田洋次

男はつらいよ。つまり第二話だ。

 

散々引き止められるが、トンボ帰りでまた旅に出る寅。

(「じゃあ何でわざわざ戻ってくんだ」ってのは野暮って話)

「引き止められるうちが花よ」

 

「おめえたちには分かるめえが、これが渡世人のつらいところよ」

 

 この映画、現状の基本構造は寅がガキの時分にいじめていたお嬢さんが今日見違えていい女になっちゃって恋をする(つまり、女は寅に親しげで、気軽に接してきてすぐによそに嫁いじゃう)ってもの。

 

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 今回の恋のお相手は、寅の中学校とのとき英語の散歩先生(東野英治郎)の娘 佐藤オリエ。

 

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 先生の頼みで、天然のウナギを江戸川に釣りに行く。江戸川でウナギなんか釣れるわきゃねーわ!っても釣れるんだなこれが。

誰かのお願いで、江戸川でウナギを釣る。落語にありそうな話筋だけれど、それだけで十分ドラマなわけですよ。

 

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京都にいる情報を嗅ぎ付け母親(ミヤコ蝶々)に会いに行くと、

「ゼニか?ゼニはあかん。親子でも」と言われる。

「俺あ、てめえなんかに産んでもらいたくなかったい」

 

 

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お葬式の席で、オリエが男(医者の山崎努)に抱きついているのを目撃、恋に破れ、旅に発つ。たぶん京都に。。。