ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『男はつらいよ 〜下町慕情篇〜』

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貸し部屋の札を見て、怒った寅さん。

家を出て、不動産屋に紹介してもらった部屋がとらやだった。

「バカ野郎!ここは俺んちでいっ」

 

 

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歌子さん(吉永小百合)たち、女の三人連れが金沢旅行で。

別れ際に写真撮るとき、「ハイ、チーズ」ではなく、「ハイ、バター」ってみんなが大笑いして意気投合。一緒に旅をすることになる。

 

 

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歌子さんは、小説家の父を世話する幸薄そうな境遇。

旅から戻っても寅さんの自由さに惹かれ、とらやを度々訪れる。

 

 

ある晩、歌子が語る。

以前、結婚目前までいった男性との会話で、

君はバラに手入れだけしてくれればいいんだよ」っつて。

でもそのとき私、「イヤね気持ちになっちゃって」

 

 

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