貸し部屋の札を見て、怒った寅さん。
家を出て、不動産屋に紹介してもらった部屋がとらやだった。
「バカ野郎!ここは俺んちでいっ」
歌子さん(吉永小百合)たち、女の三人連れが金沢旅行で。
別れ際に写真撮るとき、「ハイ、チーズ」ではなく、「ハイ、バター」ってみんなが大笑いして意気投合。一緒に旅をすることになる。
歌子さんは、小説家の父を世話する幸薄そうな境遇。
旅から戻っても寅さんの自由さに惹かれ、とらやを度々訪れる。
ある晩、歌子が語る。
以前、結婚目前までいった男性との会話で、
君はバラに手入れだけしてくれればいいんだよ」っつて。
でもそのとき私、「イヤね気持ちになっちゃって」