ここがパンチライン!(本とか映画、そんでときどき新聞の)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『男はつらいよ 〜寅次郎相合い傘〜』

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この「男はつらいよ」と超絶バッドエンド系のハリウッド作品を交互にみて、ブログアップしてる辺りが文科系ブログのダイナミクス。世界観が違い過ぎてクラクラします。

 ちょうど、映画終って劇場から出てきたらまだ昼間で、渋谷の雑踏を行き交うにどうしようもねえ大衆通りを目の当たりにして「やれやれ」みたいに思うくらいに。

 

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旅先でバッタリ、というのはフーテン寅の特権だ。

今回はあのリリーと再び。

「これか?二年前くらいかな。俺と訳ありの女よ」

「きゃ〜、あんたあれから何してたのよ」

 

 

一緒に旅してた、パパこと家出サラリーマン(船越英二)と三人で宿に泊まると、

「わあ〜、あったかいわパパの足。気持ちいい」 

って自分の足をパパの足に突っ込む。

 

 

後からやってきて、パパが御礼に持って来てくれたメロンが、自分の分なかったことに怒る。怒り方が子どもじみていて、実に寅さんらしい笑いどころ。

「どうせ俺はね。このうちじゃ、感情に入れてもらえない男よ」

とか散々文句云う。

博「なんだか情けないなあ」

寅「養子はだまってろっ!」

 

「バカ野郎!メロンなんか食いたかないよ!」

 

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「決まってんだろう。あのうす生意気な女が」

 

 

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「だって、寅さんが風ひいて寝込んだら、私つまんないもん」

 

 と、仲直りは相合い傘で。