ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『ナルコス(パブロ・エスコバル)』

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大統領をめざした麻薬王コロンビアの悪名高きドラッグカルテルの盛衰一代記。

 

(EPISODE4)
✔︎
裁判所に保存してあったエスコバルの犯罪証拠を燃やした左翼系ゲリラM19の幹部・イワン雷帝らは、褒賞の場でナルコスに殺される。


(EPISODE6)
✔︎米
DEAの協力するコロンビア麻薬カルテル特捜隊(エスコバル捜索隊)vs麻薬組織ってほとんど戦争。「会話を少し録音するだけだ」と何も知らない若者を飛行機に乗せる。レコーダーのボタンを押すとハイサヨナラよ。「今回は君の勘に従う」と大統領候補は危機一髪難を逃れる。


✔︎ロビンフッドだったパブロはテロリストと化した。ガビリアは大統領に。なったらなったで“アメリカの介入“も鬱陶しく感じるように。

 

(EPISODE7)
✔︎「コロンビアの許可なしに偵察機は飛ばせんぞ」。
有名人や要人を狙って人質に。元大統領の娘で国民に人気のあるキャスターが捜索隊の突入作戦失敗で死ぬ。

 

(EPISODE8)
✔︎妹と寝てたグスタボを、
カリージョ大佐がモーテルで捕らえてボコボコに。

 一方で議会では米国への身柄引き渡し条約は廃止。パブロは政府に名ばかりの降伏。世間ではこれを「ラグランメンティラ(大ウソ)」と呼んだ。


(EPISODE9)
✔︎エスコバルたちは警察も軍も半径三キロは入れないメデジン
カルテル用の刑務所(という名の要塞)に収容される。酒を飲み音楽を聴き、女も呼べて、サッカー場もビリヤード場もある刑務所だ。ただどう繕ってもここから出れない。塀の中で退屈そうなエスコバル

シャバの情報への疎さや焦燥感から、次第に狂気は発揮される。シャバでのビジネスの取り仕切りを任せていた幹部二人をビリヤードキューで殴り殺す。遺体は焼却炉に入れると流れるBGMは陽気なメキシカン。

 

✔︎一個旅団出動させて、エスコバルだけ取り逃がす。
✔︎メデジンと敵対するカリ・カルテル