ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『子どもが生まれても妻を憎まずにすむ方法』

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画像はここでの話とは無関係

 

標題は、アメリカ輸入本のパクリ題だ。

アメリカってやつあ、いつだって資本主義的事象をあるいはその経済システムがもたらす人間社会の個別的現象を先取りしてやがる。

きっとこれだって、半年くらい遅れて日本でもぱーっとSNSを中心に流行るネタだろう。もちろん都市部のリベラル系ファミリー層にのみの話だろうけれど...。

つまり肝心なのは、猶予は半年ってことだ。

 

 

結婚生活を長く続けることは、そのまま国際社会での文化の異なる人たちともうまくやっていくことに似ている。我々は相手に少々気に食わないことがあったからといってそこから簡単には逃げ出せないのである。

 

結婚生活ってのは、実は大した事業なんだよ。
まだ人間的にも幼く、成熟してなくっちゃ、それをうまくこなせないなんて当たり前のことなんだ。

(以上二つは、あの本を読んでいた頃にベッドに横になったとき思い浮かんだこと。俺は何になりたいのかって?さながら夫婦間の問題を扱う哲学者にでもなろうか)

 

 

うさん臭いものでも見るかのようなまなざしを我々にくれるのは、

何も営業先のお客さんだけではないのだ。

 

 


以下、着想の断片。

妻遠方より来たる。俺は家出をしていた。俺は30でこぼこでちゃんと勤め人だったが自発的に家から出ていた。家って実家の方じゃない。自分で買った家の方だ。いや、正確には妻とか。家を買うとき銀行からそれぞれ金を借りた方が住宅ローン減税が最大化されるっつうから分けてローン化したってわけだ。
 俺はデフレを感じていた。

 

✔︎夜中に妻が布団を立ち娘と部屋に二人で泣きじゃくられるとき。母を探すようなそぶり。何をやっても機嫌を直してくれない。俺じゃダメなんだなと思わされる。

✔︎俺はこんなにやってるのに、妻はもっと求める。このコミュニケーションの終わりは、どこにあるのだ?

✔︎未来の、想定されるかもしれないが今は存在しない問題について憂慮しているんだ。

 

✔︎たまに喫煙所であまりにバランスを欠いた会話を聞く。どうバランスを欠いてるかっつーと交わされている話が一方的だという点だ。一人で話して、一人で笑ってる。片割れの相づちはそろそろ薄い。


✔︎たとえばだ。俺はこの国の首相が大っ嫌いだが、俺の力で首相を変えられるわけじゃない。
30過ぎてもコンビニの弁当食ってるんだぜ、ろくな大人になりつこないだろ。

✔︎俺はこんなにやってるのに、妻はもっと求める。このコミュニケーションの終わりは、どこにあるのだ?

✔︎未来の、想定されるかもしれないが今は存在しない問題について憂慮しているんだ。