ここがパンチライン!(本とか映画、時々 新聞)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『このサイテーな世界の終わり』

f:id:design_your_life:20180116205112j:plain

サイコパスな少年の反骨少女かあ。

 

強がっていきがったことばかり言ってたティーン前半。

お互いをよく知らない男の子と女の子が、互いにブラフをかまし合いながら、物語とシーンが展開していく。何にも囚われまいとする彼女たちのやりとりは、キラキラした言葉たちでいっぱいだ。

 設定も文句なしに馬鹿でイカレテル。ジャームズは人を殺したがっていた。この近寄ってきたアリッサとかいう女。殺してみようかな。だが、「僕は思った。焦ることはない

 

「アリッサ。転校してきたばかり。殺してみたいと思った。好きなフリをした」

 

「ここって世界一退屈な街だね」

 

「健康のために週一でマスをかいてた」

 

「女のあそこ舐めたことある?」

「ああ、何度か」

「わたしのも舐めて欲しい」

「いま?」

「あした」 

 

ヒッチハイクしながら)

「誰も停めてくれない」

「上半身、裸だからでしょ」

「あんたって病院から出てきた人みたい」

 

(モーテルの受付のおばさんに)

「そ。ダブルベッド一つの部屋。セックスするから(ほんと、泣きたい気分)

 

 

「死体は生きてるときより重い。本で読んだ」

 「情報どうも」

 

「そしたら、写真を死体の周りに置いていこ」 

→ なんだろー、この危機的状況で繰り出されるオフビートな会話劇のたまらなさは。

 

30分待って、アリッサは戻ってこないと気付いた。 

→青春時代特有の孤独と寂しさは突然に。

 

 

「この日、静寂はうるさいと知った」

 

 

 

 

 

(アリッサの父に)

ジャームズ「じゃあ、あなたはなんでクズになったの」

アリッサ「ジャームズ、愛してる」

 

(エンディングでの台詞)僕は18歳になった。いまようやく分かった。人を思う気持ちが。