2018-03-01 『政治断簡:冬来たりなば春遠からじ(高橋純子)』 新聞記事で・・・ 批評・評論 「死ぬ時間考えてほしいよ。この時間は死ぬ時間じゃねえだろ。2時ぐらいに死ねよ」 「そうだよね〜」 2人ともスマホの画面を見つめたまま。 共感、共生の感覚が細り、やせてしまったこの社会の土壌。 「共」の醸成は、政治の大きな役割のひとつだ。 政治の言葉は本来、社会を豊かにする力をもっているはずなのだ。それなのに。 安倍晋三首相のさらさらと流れる所信表明。「死ね」と、きゃぴきゃぴ炎上を商う国会議員。政治家が保身と目先の人気取りに専心し、そのためなら敵意をあおって社会を分つこともいとわない。