ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『中国 儒学思想を政治に(中国人民大学教授 康暁光)』

f:id:design_your_life:20180724180054j:plain

 

2018年6月20日付け 朝日新聞

「彼らは米国映画を好み、米国人のような服装を来ていますが、深層の考え方はたいへん儒学的で、個人主義的な傾向はあまり見られないのです」 

 

「ある調査で『個人は独立した主体。誰も他人の道具、手段になってはならない』、『社会は調和させる必要がある。家庭、社会抜きに個人は存立しない』のどちらを選ぶか聞くと、大半は後者でした。中国社会は儒学的なのです」

 のどちらかを選ぶか聞くと、大変は後者でした。中国社会は儒学的なのです。

 

例えば、車で人をひいてしまったとする。その人を救助して、すぐに病院に連れて行き、相手の家を慰問する。よく話し合って問題を解決する。これがかつての当たり前の姿です。今は違う。事故が起きれば保険か裁判で解決。自分自身は何もしない。自らの良心に従って行動することがない

 

儒学は公共領域の思想です。国家の政治を論じたもので、私人としての生き方を論じたものではありません。〜〜〜。だから、儒学に基づき、多くの人々が公共生活にかかわるべきなのです。