ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2015-11-15から1日間の記事一覧

『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか(二村ヒトシ)』

AV監督という餅屋としての経験と感性でここまで「わかった人」という印象だ。 巻末の対談はで、著者がカウンセラーの女性に怒られたりしていて面白い。体系化はしていないけれど、このテーマにおける示唆に富んでいる。 ・「自分を認めて、愛することが自己…

『ゼロから始める都市型狩猟採集生活(坂口恭平)』

都市でゼロ円で生きよう。「都市の幸」で稼ごう。 という企画が、綿密なヒアリングと取材によってまとめられている。取材の対象を本気でリスペクトした、坂口恭平ならではの仕事。 ・段ボールハウスって結構あったかい。 ・アルミ缶は1kg=70〜100円(1週間…

『ぐっとくる映像にはルールがある 表現の技術(高崎卓馬氏)』

電通クリエイティブディレクター。 インテル入ってる、ドコモdビデオ、オランジーナ、行くぜ東北、などのCMCFで有名。提案する機会があったのでまとめて読んだ。 感情は振り子である。映像を作る際には、人のこころに変化を意識的に作り出す必要がある。 人…

『八百長 -相撲協会一刀両断-(元大鳴門親方)』

出版直前に著者、証言者の二人が同じ日に同じ病名(レジオネラ菌による「在郷軍人病」)で急逝するという、相撲興行の闇を描く出版本。*ウィルス感染症。数日間の潜伏期間の後、呼吸困難を引き起こし肺を蝕む 高鉄孝之進(部屋の弟弟子)、橋本成一(北の富…