ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『カルテット(8)』:死ぬなら今かな?っていうくらい、今が好きです。

別府「いつもそのコーヒー牛乳飲んでますね。好きなんですか?」 すずめ「あ、はい。好きだってこと忘れるくらいいつも好きです」 家森「5文字しりとりする?か・た・お・も・い」 すずめ「いいんです。」 へえ〜からは何も生まれませんよ。へえ〜を生まな…

『カルテット(6)』:どうしてこうなったのか、わたしにもわからないんです。

結婚した相手の価値観の違いを、どういうところに観るか。 唐揚げに何も聞かずにレモンをかける妻。 「これ、人生ベスト1だから」って借りてきた自分の好きな映画を一緒に観ているときに、「この人はいい人か悪い人か」とか「なんでさっき一緒にいたのに今…

『マネーショート』

台詞というより金融タームお勉強会だ。 ▼ストリッパーが、家5軒ローン組んでる。 ▼MBS(モーゲージ債=毎月の返済額と金利を受け取る金融商品)のなかにサブプライムローンが。。 これは、一生に一度のディールだ ▼格付け会社も格付け売ってる会社。手数…

『カルテット(4)』:妻ってのどぐろです。結婚届けは夢をかなえるドラゴンボールです。

ゴミを捨てない人間は、ゴミから見てもゴミです! どうするんですか?この家、ゴミ屋敷になりますよ。マスコミ来ますよ。 飼ってたハムスター死んで悲しいって言ってて、一緒に映画観に行ったら映画の中でもハムスター死んじゃって。 (家森、茶間子との出会…

『カルテット(3)』:泣きながらご飯を食べたことがある人は、生きていけます

自分からキスしたら、男に恋は生まれません。 「こんにちわー」 「こんにちわー」 「さようならー」 天気予報って、上唇と下唇くっつけないで5回言ってもらえます? 「家族だから....行かなきゃダメかな」 「すずめちゃん、病院行かなくていい。 食べ終わっ…

「カルテット(2)」:翌朝、カラ友とベランダでサッポロ一番

真紀「街中で人と会って喋って、10分くらいしてから「この人知らない人だ」みたいなことってないですか?」 すずめ「ないですっ」 真紀「今日も目が笑ってないですよ」 ありす「ひどいー」 ・行間(他人に言われた言葉の真意を汲取り、言い換える) 「結婚す…

『カルテット(1)』:人生はレモンをかけてしまった唐揚げのように

脚本 坂元裕二。 ・「この女性と友だちになる仕事です」ともたい扮する巻鏡子。 ・新宿のカラオケボックスでたまたま会った四人。しかも全員が弦楽奏者。 平熱高いと、ここからちょっといいにおいがするんです だいじょぶなら態度もだいじょぶにしてください…

『カレー勝負(美味しんぼ24巻)』

カレーショップの主・栃川。 「この店のカレーが本物だと言ったからには答えてもらおう。まず第一にカレーとは何か?」 ターメリックとクミン(あと胡椒と唐辛子)があればなんとなくカレーらしくなる。 究極のカレーはマッドクラブ、鰹節。焼いた蟹の風味と…