ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『分断の行方(2017年1月21日付朝日新聞朝刊)』

水島治郎さん 千葉大学教授 既成政治かポピュリズムか、右か左かという2本の軸で分けると、「既成で左」がクリントン氏、「既成で右」がジェフ・ブッシュ氏ら共和党主流派、「ポピュリズムで左」がサンダース氏、「ポピュリズムで右」がトランプ氏を支持し…

「しんせかい(山下澄人)」

第156回芥川賞が、山下澄人氏の「しんせかい」に決まった。 我々「勝手に芥川賞選考会」では、二番目に評価の低い作品だった。 「これが受賞したら抗議文送ろうぜ」とまで言っていた作品だ。 正直、驚いている。 今回の候補五作は前回と比べても意欲作が…

『ザ・フォール 警視ステラ・ギブソン』

妙齢スカリー(ジリアン・アンダーソン)が警視役。 Xファイル世代にドンピシャな設定だ。 ネトフリで一気見した。 ロンドンからやってきたステラは、現場に居合わせたマッチョでイケメンな男性警官に泊まっている部屋番号を告げる。なにっ!あのスカリーに…

『ザ・ファイター』

2010年、デヴィッド・0・ラッセル監督。 クリスチャン・ベイル。実話に基づく。 マサチューセッツ州ローウェルのボクサー ミッキー・ウォード。 本作を貫く問いは、「家族は本当にあなたの味方か」かな。 兄のディッキーは街で有名人。誰もが知っている。 か…

『続男はつらいよ』

69年、松竹、山田洋次。 続男はつらいよ。つまり第二話だ。 散々引き止められるが、トンボ帰りでまた旅に出る寅。 (「じゃあ何でわざわざ戻ってくんだ」ってのは野暮って話) 「引き止められるうちが花よ」 「おめえたちには分かるめえが、これが渡世人の…

『男はつらいよ(第一話)』

昭和の名作回顧月間。 男はつらいよ第一作目だ! フーテンやってる寅次郎が、大人になったさくらに会いに来るところから始まるんだ。 わたくし生まれも育ちも葛飾柴又でございます。 帝釈天で産湯を使い、姓を車、名を寅次郎、 人呼んでフーテンの寅と発しま…

『まいっちんぐマチコ先生』

81年〜83年。えびはら武史原作。 小生がちょうど生まれた頃のアニメだったのか。。 キャッチーなタイトリングの記憶ばかりあったので、Amazonプライムでタイトルをみかけて一話だけ見てみる。 あちゃ〜、こりゃあPTAも大騒ぎだわ、という描写と精神性。 …

『アナーキズム(浅羽通明)』

幸徳秋水、石川三四郎、大杉栄という三大アナキスト 1910年 大逆事件 (幸徳秋水ほか24名が天皇暗殺謀議のかどで逮捕、半数が処刑) 1923年 大杉虐殺(甘粕事件) (戒厳令下の不法弾圧事件。憲兵隊によって伊藤野枝、甥の宗一さも虐殺さる) 「い…

『パトレイバー the movie2』

1993年。押井守監督。 宇野常寛がポリティカルフィクションしばしば言及する本作。 9条改正議論が取沙汰される今こそ、再び見返されているという。 西船橋のTSUTAYAで、年末レンタルした。 都心湾岸のベイブリッジが爆破される。 爆撃機に自衛隊が関与か。 …

『ダラスバイヤーズクラブ(2014)』

テキサスはダラス。 ロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)。 掛け金持ってトンズラこいたりする、ロデオ仲間の荒れた生活。 闘牛場の視覚で女を抱く。オカマとか大っ嫌い。 でもHIVポジティブで、余命30日と診断される。 メキシコまで行って、HIVの違…

『見過ごされてきたもの』(2016年11月17日付 朝日新聞)』

社会について語る場面では、真実を口にしていたのはトランプ氏の方でした。 彼は「アメリカはうまくいっていない」と云いました。ほんとうのことです。「米国はもはや世界から尊敬されていない」とも言いました。彼は同盟国がもうついてこなくなっている真実…

『トランプ大統領と世界』イマニュエル・ウォーラーステイン(2016年11月11日付 朝日新聞)』

しかし、世界に目を向けると、トランプ大統領の誕生は決して大きな意味を持ちません。米国のヘゲモニー(覇権)の衰退自体は50年前から進んできた現象ですから、 今の米国は巨大な力を持ってはいても、胸をたたいて騒ぐことしかできなゴリラのような存在なの…

『グローバル化への反乱』ヴォルフガング・シュトレーク(2016年11月22日付 朝日新聞)』

なぜ自分があんなにもヒラリーを応援していたんだろう。 それはトランプに対する、生理的嫌悪でしかなかったことに気付かされる。 ルールを破り、タブーに触れ、汚い言葉を使う嘘つき。 そんな奴に、大国のリーダーは務まらないし、なってはいけない。 じゃ…