ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『子どもが生まれても妻を憎まずにすむ方法』

画像はここでの話とは無関係 標題は、アメリカ輸入本のパクリ題だ。 アメリカってやつあ、いつだって資本主義的事象をあるいはその経済システムがもたらす人間社会の個別的現象を先取りしてやがる。 きっとこれだって、半年くらい遅れて日本でもぱーっとSNS…

『ナルコス(パブロ・エスコバル)』

大統領をめざした麻薬王。コロンビアの悪名高きドラッグカルテルの盛衰一代記。 (EPISODE4)✔︎裁判所に保存してあったエスコバルの犯罪証拠を燃やした左翼系ゲリラM19の幹部・イワン雷帝らは、褒賞の場でナルコスに殺される。 (EPISODE6)✔︎米DEAの協力…

『女たちよ!(伊丹十三)』

アイルランドとイングランドとの関係は、朝鮮とわが国の関係に似たところだある。 アイルランドは非圧迫民族である。 オスカーワイルド、バーナードショー、いずれもアイルランド人。 たとえば水戸光圀公は、塩鮭の皮が好きで好きでたまらない。 ときどき積…

『WALKING DEAD ウォーキングデッド(シーズン7)』

以下、メモ。 シーズン7のオープニングはいささかセンセーショナルだった。 飽きられないためにはこれくらいのインパクトが必要だったのだろう。 オープニングメンバーのグレンがとうとうララバイした。 しかもあまりにインパクトのある残酷な仕打ちで...。…

『明暗(夏目漱石)』

朝日新聞での連載作品。人間の利己(エゴイズム)を扱った近代小説。未完。 以下、メモ。 津田由雄30歳、会社員。 →新婚の細と淡白な会話 →父親が金を送ってくれない吉川にでも借りるか →叔母さんから「あんたは贅沢すぎるよ」 →叔母甥で結婚観を議論 →姪っ…

サンクチュアリ(4): 俺は三日であんたを抱ける!

とにかく旧体制(ぬるま湯に浸かってた全世代に)に対して怒ってんだよな。 怒りはパワーだよな。 何度でも言おう。 自分がヤクザに抱かれたいのに「抱かせてあげる」とカッコつけてこぼす杏子は、東大卒警視である。 毎度恒例、杏子のお色気省察のお時間で…

サンクチュアリ(2)「すべてあんた達の戦いだ!!」

ほんっとにこのマンガは(ていうよりは史村翔×池上遼一コンビ)は設定・展開ともにトンデモなんだけど、それを補って余りある名シーン、名言が多いんだよなあ。 参加の組長を差し置いて2代目に成り上がった北條。兄貴分・渡海によって手荒くはねつけられた参…