ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『自分メディアはこう作る(ちきりん)』

・思想に関わるエントリを検索されやすい時期に書くと、注目を集めやすい ・ネット上では、「強者が弱者を切り捨てている!」という事例を見つけてボコボコに叩きたい人たちが沢山いる ・難しい問題を考えるときにも深刻になるすぎず、ユーモアを理解出来る…

『今こそ読みたいマクルーハン』

あまりに情報とメッセージが散逸で、著者自身この思想家をうまく、捉えられてない?とも思ったが、問題はマクルーハンそのものにもありそうだ。。。 表象的な言葉が多く、その多くを説明していない。 「私は説明しない。探求するのみ。」 ・アフォーダンンス…

『ストロボライト(青山景)』

代休の金曜日の朝、自室で30分くらいでみる。 青春時代のヒリヒリとする憧憬。自分の夢とか思想信条が大事でぶつけ合う。そういうもの同志とか、そういうものを持ってない人と。ずいぶん自分本位で、粗末に扱ってた、恋愛と相手の気持ち。エンディングは、一…

『ぼくらの民主主義なんだぜ(高橋源一郎)』

ふと手に取った新書が、そういえば朝日新聞紙面で個人的によく読んでいる「論壇時評」のまとめ新書。 マーケのセミナー中にずっと読んで読み終える。 この人は、右とか左とか関係なく、社会の変化や権力の横暴、国民の無自覚、いやおうもなく存在する人と社…

『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えた事(川上量生)』

【memo】 ・サラリーマンとして造園の仕事を30過ぎまでやっていて、スタジオジブリを設計、館長を務めたというだけの実績で、いきなり「ゲド戦記」の監督を務められた ・コンテンツとは現実世界の模倣であり ・「このカットは情報量が足りない・・ ジブリの…

『奔馬(豊穣の海・第二巻/三島由紀夫)』

三島の文章の美しさは、その心象と個人の意識を描き切り、卓越した表現で言い得ているところだ。そんな細かな機微をよくぞ言葉にしたな、といった具合に。 純粋性や無垢な精神の表象は、不純なものがなく洗練されて美しい。 父の密告 ↓留置場で射精 ↓俺は愛…

『デブを捨てに(平山夢明)』

登場人物は金がない。社会の底辺。日雇いかその日暮らしだ。稼ぎか食い物のために、奇天烈な人間たちに関わって悪に関わる。 性と暴力に遠慮がなく、描写もグロテスク。乾いたユーモアと設定のシュールさが、癖になる。 また、メタファーが簡潔にして言い得…

『House of card seazon2』観了

女性がわざわざ口に出すことは、否定して欲しいことが多い 「追放だ。大統領の孤立化を狙っていたが、私まで閉め出された。」 「大統領を弾劾しろ」 ・院内幹事 キャサリン・デュラント ・最終話一つ前の終わり方演出すごい

『ねじまき鳥のクロニクル(第3部 鳥刺し男編)』

満州の動物園で動物を殺す ↓シナモンが言葉を失う ↓ナツメグとファッション ↓獣医の宿業 ↓バッドで中国人を殴り殺す(綿谷ノボルの危篤)#牛河という秘書#ある事務所で目隠しをされて頬のアザを舐められて勃起する#みんな判で押したようにセイウチのよう…