ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

「カルテット(2)」:翌朝、カラ友とベランダでサッポロ一番

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真紀「街中で人と会って喋って、10分くらいしてから「この人知らない人だ」みたいなことってないですか?」

 すずめ「ないですっ」

 

 

真紀「今日も目が笑ってないですよ」

ありす「ひどいー」

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行間(他人に言われた言葉の真意を汲取り、言い換える)

「結婚するんだ、わたし」→「別府クン、わたしの結婚止めて」

 

質問に質問で返すときは、正解らしいですよ

 

 

みんなが居る場所で寝たいときって、あるじゃないですか

 

 

偶然を運命に変えるチャンスを逃してきた

 

 

 

(真紀の夫の台詞)

僕の手握ってな、火が落ちてきたら一緒に逃げてあげるから

 

 

 

いまなら落ちるって思ったんですか?

いない人 よりも僕を?

捨てられた女ナメンな!

 

 

 

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長年の片思いを告白して気まずい翌日。ちょうど結婚退職する職場のカラ友に、「僕と結婚しましょう」と部屋に泊まって押し倒す。夜が明けてお腹へったと、ベランダでサッポロ一番を食べながら。

あっちにさ、かわいいカフェあるんだけど、遠くて

で、毎回すぐそっちにあるチェーンの方入っちゃうの。まあそれはそれでおいしいんだよ。

こういうタイミングでさ、そうなる男の子の気持ちだってわかるし、

こっちだったかなって思われるのは、まあしゃくだけど気持ちはいいよ。

別府くんのことはずっと好きだったしね。

だから寝たわけだし。それぐらいには私だってズルいし。 

 

結婚とかないよ。そういうのはもう…もうないかなって思った時期があったの。こういうのは今日だけのことだよ。

わたしもズルい。別府くんもズルい。ズルい朝にサッポロ一番食べたら美味しかった。それがわたしとあなたのクライマックス、でいいんじゃない?

 

 

 

真紀「すずめちゃんって、過去のある人?よく服からお線香の匂いするから」

すずめ「よくバスで人に寄っかかって寝ちゃうから」

 

 

この人は、この人好きなんだろうな」みたいなの見つけるの得意なんです

 

 

 

 

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ポテトジェンガ