『カルテット(1)』:人生はレモンをかけてしまった唐揚げのように
脚本 坂元裕二。
・「この女性と友だちになる仕事です」ともたい扮する巻鏡子。
・新宿のカラオケボックスでたまたま会った四人。しかも全員が弦楽奏者。
平熱高いと、ここからちょっといいにおいがするんです
だいじょぶなら態度もだいじょぶにしてください
やり方?思いやり?
音楽で食べていきたいって言うけれど、もう答え出てると思うんですよね。
私たち、好きなことで行きて行ける人にはなれなかったんです。
・友人知人の間で、強引かつ強硬な態度に出る女性のその理由は、家庭にありそうだ。
でも、私2年間ずーっと彼の食べる唐揚げにレモンかけてたんですよね
・『レモン問題』について、個人の事柄に結び付けるとしたら「もう元には戻れない」=『唐揚げは洗えない。レモンをかける前の唐揚げには戻れない』ってことかな、確かに。
優しさ?気遣い?....要らなかったなあ。
許せなかったです。
夫婦って、『別れられる家族』だと思います。
人生には3つも『まさか』があるんですんって。
上り坂、下り坂、まさか。
人生って、まさかなことが起きるし、起きちゃったことはもう元には戻らないんです。レモンかけちゃった唐揚げみたいに。
わたし聞いちゃったんです。夫が人と話してるの。
「奥さんのこと好きなの?」って聞かれて、夫はこう答えたんです。
愛してるよ。愛してるけど、好きじゃない。
確かに多いなあ。留めとく言葉が。