ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2016-01-24から1日間の記事一覧

『わからなくなってきました(宮沢章夫)』

秋葉原に行って気がついたことだが、この町はあきらかに、渋谷ではない。 「病人は演技する」 病気を患う。まわりから、「お大事に」などと励まされ、心配や同情などされると、「俺は病気なんだ。ちゃんと、病人らしくしなきゃまずいんだ」と奇妙な意識に捉…

『取り調べ可視化 まず一歩(周防正行 2014年8/2付 朝日新聞)』

リアリストで賢い人だ。 ご存知「それでもボクはやってない」や「シコふんじゃった」などで知られる映画監督だが、こういう立場にあっても、「いまの自分に出来ることが何で、そこでどれだけ出来るか」を判断して関わっている。 こういう大人が公的な役割に…

『もう謝りたくないスネ夫(拡張する排外主義 -東島誠・白井聡 12/20付朝日新聞)』

東島誠氏は「江湖(こうこ、こうご)」の精神を語る。 ”一つの場所に安住することを良しとせず、外の世界へと飛び出すフットワークの軽さ”を表す。国家権力にも縛られない、東アジア独自の「自由の概念」といってよいでしょう。 左方は、「永続敗戦論」で有…

『老兵は闘う-野中広務(2014年7/18付朝日新聞)』

日本人は中国との付き合い方を知らんのですよ。 いま議論されてる内容が「抑止力」になるなんてまったく理解できません。 かえって刺激するだけのことです。 中国と韓国とは一刻も早く和解しなきゃだめなんですよ。 偶発的な接触から、いつ戦争が起きるかわ…