ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『若者の与党びいき』(9月30日付 朝日新聞)

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『記憶あるのは自民ばかり』(平野宏学・習院大学法学部教授)

今年7月の参院選では、朝日新聞出口調査で、比例区での自民への投票率18、19歳は40%20代は43%に達し、20代は他のどの世代よりも高くなりました。

 

彼らが10代の時に民主党政権への交代がありましたが、その評価は、今に至るまで全くダメですよね。米国には、予期せぬサメの襲来による被害があった街では、現職大統領の支持率が低下したという研究があります。悪いことが起きると、その記憶が政権の評価に結びつくというわけです。民主党政権時には東日本大震災とそれに伴う原発事故がありました。地震は民主のせいではないし、原発を推進してきたのもむしろ自民党ですが、有権者の頭の中では、悪い記憶が民主と結びついている。そう考えると、今の若い世代に自民支持が多いのも不思議ではありません。

 

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