ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2016-01-04から1日間の記事一覧

『成熟と喪失(江藤 淳)』

「第一次戦後派」は「父」との関係で自己を規定し、不良中学生たる「第三の新人」は「母」への密着に頼って書いたのである。 それは「天皇制」とか「民主主義」とかいうような公式の価値からすれば無に等しいようなものである。それは母親のエプロンのすえた…

『文藝春秋 2016年の論点100』

年明けちまったがオンブログ。 イミダスや知恵蔵みたいなので、300ページはあるけれどさらっと読んだ(まず興味対象外なものは取り込まず、とんでもっぽい論者もいるので、、)。 エマニュエル・トッド 全人口を年齢順に並べて、ちょうど半分にあたる中央値…

『インランド・エンパイア(デヴィッド・リンチ)』

www.youtube.com 06年作。主演 ローダ・ダーン。 開始15分は話が見えて来ない。意味不明。 ハリウッド女優ニッキーの家にご近所挨拶に訪れた、ばあさん。 半狂な話ばかりは暗示というか呪いの言葉たち。 翌日、エージェントから電話が「役が決まったの!」…