ここがパンチライン!(本とか映画、時々 新聞)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『暗室(吉行淳之介)』

孤独と性愛の調べ。

最小限の、引用に留める。

 

曖昧なものに一応具体的な形を与えておきたかった。

 

ときには際どい冗談を言い合う仲だが

 

津野木との間には、危険なものが沢山ある。

 

「いけないね、人生にたいしてそんなに消極的になってはいけない」そういう分別臭い言葉が、

 

しかし、その後の私の振舞は、演技になった。タエの軀を取り扱ったときの手慣れた自分の手つきを思い出し、それをなぞりながら、すぐに掌をマキの胸に当てた。布片で包まれた乳房を揉みほぐすようにしながら、

 

「電話に出ろ、というの。そして、あたしの上で、わざと強く軀を動かすの」

 

私の電話する相手は夏枝になったり、多加子になったりする。

 

妻に死なれて、愛人2人とかバーで知り合ったレズビアンの女とか、コールガールとか

 

「あたし、どんな顔したの」
「若い娘に化けていた猫だがな、夜中に正体をあらわして、行灯の油をぺろぺろ舐めているのを見つけられたような顔だ」

 

ただし、その奥のこととなると、極めて深いところに「娼婦願望」とでもいうものが潜んでいる女が多い、と私は見ている。

 

 

 

 

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