ここがパンチライン!(本とか映画、時々 新聞)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『インランド・エンパイア(デヴィッド・リンチ)』

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06年作。主演 ローダ・ダーン。

開始15分は話が見えて来ない。意味不明。

 



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ハリウッド女優ニッキーの家にご近所挨拶に訪れた、ばあさん。

半狂な話ばかりは暗示というか呪いの言葉たち。

翌日、エージェントから電話が「役が決まったの!」


イブニング情報のTVの女司会者は、「妙な気は起こさないでね」とぶしつけな絡み。

「彼女はやめておけ。旦那は町の有力者だ」

 

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2人で演技のリハーサルをしているとき、「あれは何だ?セットに何かいる!」

(後半描かれるには、ニッキーがセットのあちら側から観ていることになる)

 


「実はいわくつきの脚本で、以前撮影を試みようとした主演が二人死んでいる」

 


劇中と現実との設定を合わせらる。主演の二人の逢い引きは、ギリギリまで予感され、焦らされて、観ているものの前にぶら下げられる。

「何てこと、脚本の台詞と一緒だわ!」

 

 

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役者に顔アップの緊張感、唐突なシーンの転換、異なるストーリーの不断のアンサンブル(挿入される移民娼婦たちの話、別の話との唐突な接続)。常に何かが起こりそうな緊張感を醸し出すカメラワーク。

 

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やはり、夢か現実かわからない展開というのは、まさにデヴィッド・リンチ的。

ハイカット!と監督カットが入ることで、はいこれまで劇中世界だった」と区切られるかと思いきや、その役者はその世界に取り憑かれてしまっていたりする。

 

 

 

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