ここがパンチライン!(本とか映画、時々 新聞)

いま、物語で大事なのはあらすじではない。そこで語られている言葉とリアリティだっ!!ということで、卑怯で弱い人間を愛したい。人間の野蛮さ、愚劣さから目を背けたりしたくない。おのれ自身の端緒(根っこ)が絶えず更新されてゆくそんな経験をする、そのための記録。大江健三郎と吉田修一と。三島と太宰と。村上春樹と中村文則、小島信夫と舞城王太郎。カズオイシグロにミシェル・ウェルベック。カーヴァーとチャンドラー、ブコウスキーにキューブリック。コッポラにデビット・フィンチャー。ウディ・アレンもケヴィンスペイシーも。談志だって

『掏摸(中村文則)』

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財布はポストに入れれば、郵便局から警察に行き、免許証の住所に戻る。指紋を拭き取り、ポケットにしまった。ホストは薬でつかまりかもしれないが、それは自分に関係したことではなかった。

 

 

この金は昨日の痴漢から取ったものだが、その前の所有者は不明だった。この金はそれぞれの人生の瞬間を、見ているのだと思った。

 

 

時間には、濃淡があるだろ?ギャンブルとか、まあ投資詐欺が成立する緊張もそうだよ。…法を超える瞬間、ヤクザの女とか、やったらやばい女と寝る瞬間とかさ・・・、意識が活性化されて、染み込んでくるし、たまらなくなる。

 

 

惨めさの中で、世界を笑った連中だ

 

女をベッドに倒しながら、佐江子のことを考えていた。

 

 

貴族はその少年を見ながら、こいつの人生を、自分が完全に規定してやろうとした。

 

 

僕は、子どもという存在に何かを言う生き方を、していなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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