ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2021-06-04から1日間の記事一覧

言葉尻とらえ隊「分からない」(能町みね子:2021年5月6日号 週刊文春)

週刊文春を購読する理由の一つ。 能町みね子さんの、最近ひっかかった「言葉」に関するコラム。 ときに芸能人や著名人の、ときに政治家や為政者の、 無思慮で、空虚で、作為的で、権謀術数的な言葉の意図と効果。 いま一番、批評性があるコラムだと思う。 丸…

「見直されるアナキズム」(2021年2月1日 朝日新聞)

アナーキズム。 こういうものをテーマに一個面割かれるのは、やはり朝日新聞の美徳でもある。 「自分を縛り付けるものに、『ふざけんな』と小さく蜂起すること。いや自分も相手を服従させたいだけじゃないか、と自問すること」。これが政治学者の栗原康さん…