ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2017-08-27から1日間の記事一覧

『男はつらいよ 32 〜口笛を吹く寅次郎 〜』(1980年)

83年作。舞台となる備中は高梁(岡山県)は、さくらの夫・博の生まれ故郷。 マドンナは竹下景子(エリートと離婚して出戻ったお寺の娘、朋子役)。 当時、お嫁さんにしたい女優ナンバー1だった竹下景子。 と、当時の彼女の出演作などを検索していると謎のタ…

『海街ダイアリー』

四人の姉妹を観るための映画かな。 たまに流しておいてもいいって思う。 現代版『細雪』というか。 四姉妹の織りなす、鎌倉での春から夏にかけての美しい情景だ。 長澤まさみ(次女よしの)が男と明かした朝のシーン、から始まったり。 四人で浴衣着て、花火…

『苦役列車』

森山未来が好演。 実にダサくて、カッコ悪い。情けなくてよい。 「女が裸で自分でやってるの眺めながら、ギャルにしごいてもらうのは本当に気持ちいいんだから。」 「昔はやらせてくれたじゃねーかよー」

『父として考える(東浩紀・宮台真司) 』

父になってみて再読。 父なる実感、って部分の吐露は相対的に少ないように思われた。 見田宗介氏が言うには、女たちが保守化したのではなく、仕事も子育ても両方選べるようになった段階で、あらためて比べた上で子育てを選ぶようになった以上、子育てしか選…