『男はつらいよ 32 〜口笛を吹く寅次郎 〜』(1980年)
83年作。舞台となる備中は高梁(岡山県)は、さくらの夫・博の生まれ故郷。
マドンナは竹下景子(エリートと離婚して出戻ったお寺の娘、朋子役)。
当時、お嫁さんにしたい女優ナンバー1だった竹下景子。
と、当時の彼女の出演作などを検索していると謎のタイトル『ソープ嬢モモ子シリーズ』というのを発見した。なんて時代だ。。
「私、お寺の前で育ちました。
法事の真似事なら出来ます」
こういう軽口こそ、寅の真骨頂。
「お母さん、あの人。寅おじさんだよ」と満男が云う。
とらやのお茶の間のだんらんはいくつもの恋を、迷える人間達を救ってきた。
「このやろう、雨の晩に若い女、手篭めにしやがってよ〜」
若き日の杉田かおると中井貴一(上京したカメラマン)の色恋があったり。
「ねえ、柴又の駅まで送って」