結局、元号発表から改元まで展開されたのは、この国の閉塞感をごまかすための政治ショーでした
配線を境に米国が『天皇』化していったのです。象徴的に言えば、菊=天皇制と星条旗=米国、の結合は戦後日本社会を形作ってきましたが、平成では星条旗の存在が肥大化し、国体になった。菊はむしろ小さくなっていった一方、米国への従属は当たり前になっている。
私が『国体=米国』と考えるのは、愛し愛されていると思うがゆえに、従属の必然性がなくなってなお、無条件に従い続けているから。この精神構造は日本独特です。
ー安倍政権が悪いということですか。
「政権は、平成を通じて劣化した社会の結果であった、原因ではありません。結局平成の終わりが安倍政権であったことは示唆的です」