ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「性暴力が無罪になる国 弁護士・角田 由紀子」(2019年9月6日付 朝日新聞)

特に、父親から娘への継続的な性的虐待を認めながら、「娘の抵抗が著しく困難だったとは言えない」として無罪にした名古屋地裁岡崎支部の3月の判決は、驚きでした。 ーしかしなぜ、理解に苦しむような判決が続くのですか。 「男女平等の度合いを示す世界経…

「芸術祭 噴き出た感情(黒瀬陽平、宮台真司)」(2019年8月10日付 朝日新聞)

黒瀬陽平氏 「日本人の心」や「先祖」を持ち出し、公金投入を理由に展示を中止すべきだと訴えた政治家は節度を失っています。金は出すが口は出さないという姿勢が筋で、そうでないとなんのために芸術監督がいるのかわからない。 騒ぎの中心の「平和の少女像…

「論壇時評_ジェンダー対立 ー意識の溝 構造から変えよー」(2019年4月25日付朝日新聞)

朝日新聞(2019年4月25日付) 津田大介編集回。 「がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。」 「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげ」という祝辞を述べた …