ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

「82年生まれ、キム・ジヨン(2018年、著:チョ・ナムジュ)」

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韓国で130万部ってすごい。

まさに、彼の地で時代と寝ている作品。

 

弟が特別扱いされているとか、うらやましいとか思ったことはなかった。だってはじめっからそうだったのだから。

 

でも、自分の考えを話すことに慣れていなかったので、友達の話を聞きながらずっとうなずいてばかりだった。

 

トッポキ屋に集まった6人のうち、二人はまだ下位グループに属していた。

 

耳に入りもしない注意を与えて帰ってきた母は、机につっぷして泣いた。

まだ若いのに家から出すんじゃなかった。ほんとに行きたい学校に行かせてやればよかった。

 

最初の商売はチムタク(安東の郷土料理で鶏肉の甘辛煮)だった。

次はフライドチキンの店を始めた。

 

高校卒業の日、キム・ジヨン氏は初めて酔っ払うまで酒を飲んだ。両親は姉だけに、いいこと教えてやったね、と言い、キム・ジヨンには何のおとがめもなかった。

 

「食べて遊んで大学生」などという言葉はもう昔話になっていた。遊び回っている学生なんかいなかった。

 

それまで自分で何かを考える機会がなく、自分の意見といったものがなく、いつも無口で、自分は内気なんだと思っていたキム・ジヨン氏は

 

どうして試合を観ているときにそのつど説明してくれないのかと訪ねた。

「〜。試合中にずっと女の子に説明してる男って、何ていうか偉ぶってるみたいでさ。」

 

「私、先輩の力になりたくてサークル活動してるんじゃないんですけど?」

 

十年たてば、山河も変わる

 

・SKY(ソウル大、高麗大、延世大学

 

・ソゲッティング(*ソゲ=紹介)=知人の紹介で異性に会うこと

 

大韓民国OECD加盟国の中で男女の賃金格差が最も大きい国である。最も女性が働きづらい国に選ばれた(ガラスの天井指数)

 

突然、どっと涙があふれた。私ってそういう人なのか。そうまでして稼がなきゃならない人。おなかが大きくなってまで、地下鉄に乗って。。。

 

韓国なら即時に二万人の集会が開かれているだろう 

 

 

・男たちに名前など必要ない。強烈なミラーリングである。