「答えのない世界を生きる(小坂井敏晶)」
「変われば変わるほど、元のまま」
(変化が内部に止まる限り、システム自体は変化しない)
知識の欠如が問題なのではない。反対に知識の過剰が理解を邪魔する。
答えは目の前にあるのに、常識が邪魔して見えない
発想を切り替え、水平思考をしなければならない。
人種も民族も国民も社会的虚構であって、客観的性質に支えられる実態ではない。
新しい知識を加えるのではなく、今ある価値体型を崩す。これこそが哲学の目的だ。
文科系の学問は己を知るための手段である。自分を取り巻く社会の仕組みを読み解き、自分がどのように行きているかを探る行為だ。
大切なのは、答えよりも問いである。
思考が堂々巡りして、閉塞状態に陥るときはたいてい問いの立て方が間違っている。
自らの問いをもつことの大切さ。
型のある人間が型を破ると型破り、型のない人間が型を破ったら型なしですよ。
(アインシュタインが強調するように)アイデアはまずイメージとして現れることが多く、比喩が大きな力を発揮する。
比喩に頼って論理をごまかすのではない。思考の型として比喩を活用するのである
要素としてでなく、外来思想が修正されるパターンに恒常的な<日本的なもの>を見出すべきだ
・被害者意識ばかり旺盛な事実とつながっていないだろうか
人間は合理的な動物ではない。
行動を後から合理化する動物である。
自分にはもっと大切な問いがあるのではないか。
正しい愛の形を決めるのは社会ではない。_ミッテラン
愛と性のあり方は当事者の問題であり、是非を判断するのは社会ではない。