ここがパンチライン!(本とか映画、ときどき新聞)

物語で大事なのはあらすじではない。キャラクターやストーリーテリングでもない。ただ、そこで語られている言葉とそのリアリティこそが重要なんだ!時代の価値観やその人生のリアリティを端緒端緒で表現する言葉たち。そんな言葉に今日も会いたい。

『蹴飛ばせ、幕引きパターン(朝日新聞編集委員 高橋純子)』

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毎回楽しみにしている、朝日新聞 高橋純子さんの政治断簡。


切り口、切れ味、横道と脇道、嫌悪と皮肉がないまぜになって政権を批判する。

権力や権威に対する批評性と、その志と高い見識からくる教養を感じる。

朝日新聞にはこういう人がいるから(記事がある)、嫌いになれない。

 

 

「いつまでやってんだ音頭」や「再発防止節」、はたまた新曲「国民栄誉賞だヨおっ母さん」が大音量でかけられ、正当な批判はかき消される。

 

 

空想してみる。国会の議論がもし、手話で行われたら。「私や妻が関係していたら」はどう表されるか。「贈収賄」は「文脈」から読み取れるか。副総理はちゃんと「ごめんなさい」が言えるか。官僚はそれでも上手にウソをつくのだろうか。

 

 

 

この「言葉」が壊れた貧しい世界を、どうすれば蹴飛ばすことができるだろう。